長編テレビドラマ「明星皇后」(閔妃)の少女期を演じたムングニョンは韓国人の愛する国民的俳優だ。彼女が2003年から匿名で各種慈善団体に寄付してきたが、最近その総額が8億5000万ウオンになることが明らかになった。彼女は現在21歳、16の歳からギャラの一部をせっせと寄付してきたのだ。それも匿名で…。それが、個人寄付額一位になり、彼女にとっては青天の霹靂の発表となった。
あまりにも汚い世相を見せつけられた民衆は、彼女の隠れた善意に喝采を送った。
ところがこのような民衆の想いに水をさすある学者のコメントが世に出た。
彼女の祖父が全羅道のパルチザン出身であり、寄付によりアカが美化されることは許されないと…。それからネットの書き込みが蜂の巣をつついたような様相を呈した。
チュモンの女優ハンヘジンは、親友であるムンの善意をありのままを受け止めてほしいと自身のブログにてコメントを出した。
善意の寄付に噛みついた学者様は、ニューライト連合の生え抜きだ。5.18は光州市民が北に操られて起こした暴動だ、金大中の太陽政策は北へのポジュギ(タレナガシ)等と、事あるごとに韓国の正統性を主張し金、蘆の政策を批判してきた。
そのような基盤に押し上げられた現政権が、北との融和、相生がはたして可能であろうか。金大中が言うように、李は意図的に北との対決、関係の破綻を誘導しているとしか思えない。
白黒の人種問題がアメリカで劇的な変革を迎えた。民族の将来と東アジアの平和達成のために、朝鮮半島でも赤・青の理念対立を超越できないものだろうか。
今日、インドでテロが発生。最後に残るのは宗教対立か。地球がいつ滅びても可笑しくない昨今の状況を見るにつけ、愚かしい人間どもの諸行に嫌気がさす。
韓国のトップ歌手・金ジャンフンは,自身は賃貸マンションに暮らしながらギャラのほぼすべてを慈善団体に寄付している。20代になった可憐なムングニョンも併せて、そのような同胞がいることは、せめてもの救いだ。
我らがジャンフン、寄付額30億ウオンを越えた。そして、その業績を大統領が表彰すると呼ばれた席に、彼は行かなかった。
彼の胸中は測り知れないが、その行動にいやに僕も共鳴する。