4月30日、14年ぶり大統領の検察召喚を一日中マスコミは追いかけた。午後1時半から始まった尋問調査は翌日の2時を回った。現在拘束中の朴ヨンチャとの対面質問(検察の仕掛け、ノムヒョン側拒否ーしかし1分だけ実現)で、ノムヒョンは笑顔で握手を求め「自由の身になったときにまた会いましょう」と。朴は「お体ご自愛ください」と…。
そして、家族と村人が心配しているボンハへ。一方ボンハでは支持者が明け方からノムヒョンを出迎えようと待ち構えていた。
その時にある村人が撮った写真。漆黒の闇を押し上げて行く朝日に、ノムヒョンへの期待を託したのであろう。
我家でも心配した家内が、30年間ソウルでタクシーを流している「模範運転技師」の従弟に国際電話をした。
「やー、ノムヒョン(監獄に)捕まってしまうかも! ソウル市民はどう思っているの、まったく!」
すると返ってきた応え
「ノムヒョンの5年は静かだった。MBになって騒がしくなった。ボンハに傾く民心が妬ましかったのだべ。とにかくわしがMBに電話しといたんで、豚箱行きはない。本人も4年後を心配して、わしに
どうにかしてくれと頼んでいたから…。」
検察と言論の気の合った連係プレイ! 涼しい顔して国際会議で活躍?するMB…。
ノムヒョンを追い詰めれば追い詰めるほど民心は、権力への憎しみを増す。今回の補欠選挙の結果がいみじくも証明した。
…戦いはつづく。東北アジアと朝鮮半島、韓国内の構図は、分かりやすくなってきた。在日の世界でも…。
追伸
言論は盛んに「14年ぶり」と叫ぶ。5月の光州虐殺を執行した全斗煥と、比較にならない比較をする言論に僕の怒りのレッドカード!12.12粛軍クーデターは
れっきとした政権泥棒。そんなもんと一緒にするな。
もうひとつ。100万ドル、500万ドルと紛らわしい。庶民はドルで言われると
恐ろしく多額と思い込んでします。ドル安の当時、換算するといくら?
影の仕掛け人による巧妙な人心操作が見え隠れする。