1930年代から日帝が敗亡するまで、日本の炭鉱で呻きながら生きた在日1世の歴史がそっくりそのまま展示されている歴史館が閉鎖の危機に直面しています。
日本での唯一の強制徴用遺跡地という点で、決して消えてはいけない所だから存続を求める声が高まっている。
(京都=連合ニュース) 金特派員 = 日本唯一の強制徴用記念館である '丹波 マンガン 記念館が日本現地での存続努力にも関わらず閉館される危機に瀕した.
21日記念館と駐大阪韓国総領事館などによれば京都府北部にある記念館は 1989年強制徴用在日韓国人李ジョンホさんが私財をはたいて建立した博物館だ.
李さんは去る 1995年鉱山で得た塵肺症で死亡、父の後を継ぎ息子李ヨンシク(49)さんが館長を引き受け2代・20年にわたって外部の助けなしに記念館を守って来た.
この記念館は、強制徴用労動者たちの労動姿を坑道の中に再現した展示場を含めて、労動者たちの証言資料などを紹介した。資料館は強制労動の歴史を日本人に知らせるのにも重要な役割果たしてきた.
しかし土地代、補修費用に毎年 600万円の赤字が積もり資金難に悩まされ、これ以上記念館を運用することができないという判断に至り 5月末閉館を決めた.
資金難がひどくなったことには 2000年代の初めから '北朝鮮拉致'問題で小中学校生の団体観覧が減ったことが主な原因になった. ひととき年間 2万名に達した観覧客数は 5千名水準に下がった。
閉館危機に一筋希望になったことは先月 28日日本人が作った市民団体 '丹波マンガン記念館を再建する集い'(以下再建の集い)だ.
記念館が門を閉める危機に処しているという消息を聞いた竜谷)大学や立命館大学など京都所在大学の教授たちが、市民たちと一緒に再建の集まりを作って募金活動に出たのだ.
問題は不景気のせいで募金活動が低調なこと.
海外同胞団体は自主的な財政困難を理由に,大阪総領事館は国外の記念館に直接巨額を支援することは前例がないという点をあげて財政支援に難色を示している.
李ヨンシク氏は "その間事業で得た収益をそっくりそのまま記念館運営費に注いだが、数年間持続している不景気に結局閉館を決心するしかなかった"、 "5月まで今年の予想赤字額である 600万円ほどのお金が集まらなければ計画どおり門を閉める計画"と説明した.
再建の集まりの事務局長を引き受けている細川孝龍谷大学教授は "丹波マンガン記念館は日本植民支配と戦争の歴史を記録する所であると同時に、強制連行された後苛酷な労動に扱き使われた人々の生が盛られた施設だという意味がある"と存続の必要性を強調した.
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