圧倒的な権力に立ち向かう非力な民衆の手にした棒は竹槍、ペットボトルは火炎瓶、ともす蝋燭は烽火…。そして、集会を不許可に!
首相のお話を聞いてみよう。
違法ストや暴力デモに断固対処、韓昇洙首相
【ソウル20日聯合ニュース】韓昇洙(ハン・スンス)首相は20日、暴力デモ対応に関する関係閣僚会議で「国民経済を人質にした違法ストライキと暴力デモについては、国法秩序を確立する意味で断固対処すべき」だと述べた。今は先進・一流国への跳躍を目指す重要なときであり、先ごろ全国民主労働組合総連盟(民主労総)や貨物連帯が行ったような「後進的デモ」の文化を早く改めるべきだとした。
続けて、違法ストや暴力デモが繰り返されれば国家ブランドは大きく傷つき、全国民の経済再生の希望にも冷や水を浴びせることになると指摘した。暴力は意思疎通の手段にはなり得ず、いかなる理由でも許されないだけに、違法デモを厳しくとがめる社会ムードが1日も早く作られねばならないと強調した。
民主労総が主導した16日の全国労働者大会での暴力沙汰と関連しては、「竹やりを振り回し、警察に無差別攻撃を加えたことは国法秩序を揺るがす犯法行為」だとし、デモ加担者を全員検挙し、厳正な司法措置を取るとともに、民事上の損害賠償も請求する方針だと明らかにした。