美術館の中にいるジュリー、続きです。
ホネケーキで思わず涙腺が緩くなる私・・石岡さんの資生堂時代の展示室を進むと、さらに広い展示室に入って、フリーになった石岡さんの有名なパルコのポスター群。
その展示場の一番目につくセンターに、ジュリーのポスターや水の皮膚が展示されている。
まだまだ保守的な70年代末、ジュリーのパルコポスターやCMは大変センセーショナルでした。
水の皮膚の表紙イラストが、吉田カツだったと、今頃になって気が付いたような。
パルコのポスターのコピーだったかな? 糸井重里さんの名前や、ジュリーと一緒に仕事をしていたカメラマンとか、私でも知る名前が何人も出てきて、当代一流の人々が多数 関わっていたんだなと思いました。
右に赤いテントがありますが、こちらでパルコのCM映像を流していました。70年代初めのCMを少しだけ見て、他の展示を見ていた私の耳に聞こえてきたのは『男たちについて 語りあう時がやってきた・・』あっ!!ジュリーのCMのコピーや!!慌てて、またテント内に入ったけど終わっていたわ。しもた~💦
赤テントの中では、パルコの70年代から80年代初めまで、石岡さんが関わったCMを流していたのです。全部で約17分、ジュリーのCMは1979年。ジュリーを見たくて粘ったわ!!(笑) CMの写メはNGでした。
大きなスクリーンで見るジュリー様の一糸まとわぬお姿は格別でした
パルコや多数のポスター群を進んで、次の展示室へ。
ここにもジュリーがいた。
ザ・タイガースの代表作「ヒューマン・ルネッサンス」
ジュリーと石岡さんはパルコよりも、そのずっと前から関りがあったんやなと思う。
少年から青年へ、まだ大人になり切ってはいない、仲良く気取りのない5人の姿には、様々な大人たちの思惑など考えてもいないように見えるけど。
さらに進むと、映画のポスターなどの展示。
ここにもジュリーが関わった作品がある。MISHIMA
ポスターの緒形拳さんはMISHIMA役。最初は自分の役ではないと、オファーを断ったそうな。
ジュリーを中心に紹介しましたが、理科の教科書や、多くの本の装丁、雑誌の表紙、万博のポスターなどなど、硬軟併せた幅広い作品の数々。石岡瑛子とは知らずに、どれだけ多くの関わった作品を日常で普通に眼にしていたのかと知りました。石岡瑛子の名を知らずとも、60年代以降のカルチャーシーンを知る人なら、誰でも興味を持って見ることが出来る作品展でした。
それでももっと見たかったなと思うのは、MISHIMAの映画のセットや、映画の衣装など。美しかっただろうな~ 12日には関わった映画の上映があるそうです。見に行きたかったけど用事が入ってた、残念です。