少しづつ

アップロードする場所

横溝正史「金田一耕助シリーズ」

2014年09月12日 06時13分44秒 | 書評
横溝先生の作品を読み始めたきっかけは角川映画で映像化された
ものを見て興味を持ったから、というわけで最初に読んだのが


犬神家の一族  当時高校生だった自分には斬新で映画を先に見ていたから原作は
        更に幅広くて面白かった。青沼菊乃さんの扱いが原作では違って
        いたのも目新しく映画のパンフレットと同じ表紙だったのも今考えると
        買う動機になったと思う
        サウンドトラック版レコードを買った思い出がある 


獄門島     夏のイメージが映画では強かった、原作は正直あまり印象に残って
        いないが音楽を気に入ったのでこれも犬神家に続きレコードを買った 
        大原麗子さんが一番可愛かった頃かもしれない

八つ墓村    これはなんとなく知っていたが映画では金田一探偵が渥美清さん
        主人公?にショーケンというキャストでこれはこれでとても面白かった
        ただ、実際の事件をオンタイムで知った人はこの映画見る気になっただ
        ろうか?

悪魔が来たりて笛を吹く
        これは金田一耕助役に西田敏行さん、思いっきりエッチな場面あり
        印象としては夜の場面が多く原作ではやや読み飽きて来た頃で本と
        しては読み流した感じ



悪魔の手毬唄  これは原作を買って読んだもののいざ映画を見ようとは思えず
        実際に最近BSで放送された作品で見て保存版にした
        しかし、幾度見返しても一人二役が事件の主題とは理解出来ず
        おそらく一生わからないだろうが岸恵子さんが綺麗だからまぁそれも良し

白と黒     市川崑監督は女王蜂で金田一耕助シリーズを撮り終えたとコメントして
        以降、病院坂の首括りの家を惰性っぽく、犬神家の一族をヒロイン松嶋          菜々子としてリメイクしたのみ
        一ファンとしてはおそらくシリーズで最も現代的で都心を描いた作品を
        映像化して欲しい。この作品を読んだのは確か1979年頃なので勝手に
        頭の中で出演者は山口百恵、榊原郁恵さんがはまり役だと思っていた
        ネックになるのは内容がちょっと今でも地上波には適さないかもしれない
        まさか自分が実際にこの本の地で働くことになるとはビックリ仰天! 

 犬神家の一族には横溝先生自ら出演されておりお茶目な感じを受けた
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今夜の危険個所 | トップ | 本日シリーズ完結 「男はつ... »
最新の画像もっと見る

書評」カテゴリの最新記事