先日エリザベス女王が逝去なされました・・・７０年の長きに渡り君主であり続けた最強の女王

 　

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こんにちは、スピンクルです。
朝夕が過ごしやすくなった９月の週末いかがお過ごしですか？

私は木曜からセッション開催している名古屋で、セッションの合間に近くを散策しながら過ごしています♪

今週発生した「台風１２号」の進路次第で、帰沖予定の日曜日の飛行機運航に影響が出ないか少々心配でしたが、今のところ無事に明日帰れそうです笑

さて、本日の話題ですが・・・、
イギリスのエリザベス女王が逝去されたとの報を受けて、少しそのことに触れたいと思います。

ご存じの方も多いとは思いますが、エリザベス女王は女王に即位して７０年というイギリス王室において最長の在位記録をお持ちでした。
今年はそれを記念して、様々な行事が執り行われていました。

国内外から注目され、イギリス国民のみならず世界中の方から敬愛されていたエリザベス女王ですが、生まれた時から今のような地位が運命づけられていたわけではありませんでした。

女王の叔父上にあたる先々代国王『エドワード６世』が、即位してわずか１年で離婚経験のあるアメリカ人女性との結婚を望み、王位を放棄してその弟君である『ヨーク公』つまり女王の父君が王位を継ぎ、国王『ジョージ８世』となったことから、長子であったエリザベス王女は「王位継承者第１位」となり、１３歳にして『将来の大英帝国統治者』という重責を担う事となりました。

そこから様々な帝王学や教養、統治者としての振る舞い等を学ばれる事となりました。
そして、第２次世界大戦や「大英帝国」から「イギリス連邦」への変遷をご経験されながら、１９５２年に若干２５歳で、父君である国王の逝去に伴い、女王に即位されました。

それから７０年、９６歳まで女王という重責を背負い、昨年一足先に上へと旅立たれていたフィリップ殿下（王配）の元へ、２０歳の時にプロポーズを受けられた私邸であるバルモラル城において、９月７日天に旅立たれました。

テレビ各局やネットにおいても、女王逝去の報を受けて、様々な追悼特集や足跡をまとめた番組がアップされていますが、偶然にも私は、９月１日からネット動画サイト「Netfrix」において、イギリス王室を取り上げたドラマ「ザ・クラウン」を視聴し始めたところでありました。

ちょうど今は、シーズン１を観終わったところでして、まさにエリザベス女王が状況の変化から女王に即位して、「一人の妻・母・姉・娘」という立場と「国の母・女王・王室の長」という立場のはざまで苦悩しながら決断していく様子が展開されている部分でした。

なので、上記の細かな経緯は、そのドラマからの知識です‥笑

どこまでが史実で、どこまでが当時の状況を加味した「フィクション」かは定かではありませんが、ご主人であるフィリップ殿下との夫婦関係や、妹君であるマーガレット王女との王女の結婚問題に端を発した姉妹関係の移り変わり、そして時の首相チャーチルとの関り等が描かれていて、決して順風満帆な日々ではなかったんだな・・という印象を受けながら視聴している中での逝去の報でしたので、なにか不思議な感情が湧いてきたのです。

作中で語られていた『実務的要素』である政府と『象徴的要素」である王室との関係、その二つが機能して初めて「イギリスが国家として存在する」とチャーチルが語る中、エリザベス女王は「黙する事が意思を表明する事」と学び、その後の執務を判断するのですが、そのシーンを現実に投影してみると、その意思を決して曲げずに最後の最後まで貫いたんだな・・と納得したのです。

実際の事柄で振り返ってみますと、新国王になられたチャールズ皇太子がダイアナ妃と離婚を発表された時にも、エリザベス女王は意思を表明せず、最近で言えばヘンリー王子とメーガン妃の「王室離脱宣言」の際にも、特に個人的な意思表明はされませんでした。

それに対してメディアは時に「冷たい女王」だの「実は追い出したんじゃないか！？・・」と報じておりましたが、実は表明する事によって、「見えない影響力を駆使してしまう」という懸念を持たれていたのではないか・・。と、このドラマを通じて感じた次第なのです。

イギリス国内のみならず世界に対して多大な影響力を与えてしまうご自身の立場を、７０年にも長きに渡り君臨し続けた女王だからこそ、一切の「私見」を排されたんだろうな・・と、今なら理解できるのです。

まだ視聴し始めたばかりのドラマ「ザ・クラウン」ですが、シーズン４まで配信されており、このあとはフォークランド紛争やEU加盟、そして世界中を熱狂の渦に巻き込んだチャールズ皇太子のご成婚やその後の様々なスキャンダル等が描かれていくのでしょうが、７０年の長きに渡り想像を絶する重責を担い、最後の最後まで「君主」であり続けたエリザベス女王のご功績に、心からの敬意と哀悼の意を表しつつ、セッションの合間にこのドラマを視聴しながら過ごしたいと思います。

もし皆さんも機会がありましたらご覧になってみてはいかがでしょうか。
では、本日はこの辺で。


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