「岡崎正義のかわら版」

スピリチュアルカウンセラー「岡崎正義」が、日々感じるこの世の事象を綴っていきます。

先日の前世セッションから・・・理由がわからなかった「恐怖症」の原因は!

2013年02月02日 18時19分01秒 | スピリチュアルセッションについて

 今週はセッションづくしだったスピンクルです。
すごい勢いで「依頼メール」が殺到しております。
場合によっては、お申し込みを「一旦休止」するかもしれません・・。
本職とのバランスを考えながら、対応していきたいと思います。

 さて、本日は先日実施しました「前世セッション」の中から、「恐怖症」について前世と今世の関係性が見つかった相談者のお話を紹介したいと思います。


※前世でのトラウマが、今世での理由のわからない「恐怖症」に・・。
 この方は、以前「前世セッション」を受けられた方からのご紹介で、来沖を機会にセッション希望の方でした。
まずは、自己紹介のあと「前世セッション」を開始致しました。


(1)生まれは漁村の長男

  相談者は、今世は女性ですが前世では漁村の「網元」のような家庭に生まれた「ご長男」いわゆる後継ぎでした。
小さい頃からのびのび育ち、近所の幼なじみと、毎日海や裏山で遊ぶ活発な子でした。

 生まれた環境が環境なので、目の前に広がる海も、相談者にとっては遊び場であり、遊びを通じて将来就くであろう「網元」の心得も学んでいたのでしょう。
素潜りで貝やタコ、魚を獲っては仲間たちと砂浜で料理してドンチャン騒ぎをする、楽しい青春時代を過ごしていました。


(2)突然襲った悲劇・・・原因がわからない友人の「突然死」

 相談者が、前世で15、6歳の頃、突然悲劇が襲いました。小さい頃から常に一緒の「幼なじみ」が突然なくなってしまったのです。
その日も、穏やかな海が目の前に広がっていました。 相談者たちもいつもの日と変わらず、船を出して素潜りを楽しんでいました。

 みんなで代わる代わる船から飛び込み、サザエやうに、魚を獲って楽しんでいました。
そろそろ相談者の番になり、潜る準備をしていました。しかし直前に潜った友人がいつまで経っても海面に姿を現さなかったのです。

 心配になった皆が海中を覗こうとしたその瞬間、静かに、潜っていた友人がプカリとうつ伏せで海面に姿を現したのです・・。
急いで、船の上にみんなで引き揚げた時には、もう既に息を引き取っていたのです。

 小さい頃から海に慣れ親しんだ者たちですから、当然海の怖さは熟知しています。亡くなった友人も例外ではありません。
危険な状況なら、回避する術は全員が知っている中で起きた、原因不明な「友人の死」だったのです。

 それ以来、相談者は「海」に近づくことも、ましてや漁に出ることも出来なくなってしまったのです。
もしかしたら、自分自身も友人のように海に潜ったら突然死んでしまうのではないかという、恐怖から来る「トラウマ」を抱えてしまったのです。


(3) 「こんな村で埋もれたくない!」・・・父に言えなかった本当の訳

 そんな相談者も、あと数年で父親の跡を継ぐ年齢になっていました。
そんなある日、相談者は父親にこう告げたのです。 「俺はこんな小さな漁村に一生埋もれたくない! 町に出て一旗揚げるんだ!」

 当然、父親は激怒します。それも仕方ありません。長男というだけでなく、この漁村の「網元」の家柄ですから、相談者にはこの村の未来をも背負う責任があったのです。

 「貴様!何を言っているんだ! 町に出るだとー! そんな勝手が我が家で通じると思っているのかー!!」 父親から殴られ、蹴飛ばされても為すがままの相談者がいました。

 どんなに罵声を浴びせられても、殴られても、蹴られても、相談者は主張を変えませんでした。
正確に言うと、変えることが出来なかったのです。 海に近づこうとすると突然襲う目まい、動悸・吐き気。 完全に「海恐怖症」になった相談者には、「水産業」を生業とするこの村では、
生きることさえできなくなっていたのです。 ましてや「網元」なんて継げるはずがありません。 自分に期待している父親に対して、せめてもの言い訳が「町に出る!」だったのです。

 海恐怖症を隠して跡を継いだとして、そのあと恥ずかしい失態を晒したら、「家のメンツ」を潰しかねません。
相談者は、グッと本心を隠して、夜中に逃げ出すようにこの村を出ていくしかありませんでした。 父親にどう思われようと・・・。


(4) 町に出てから・・・やはり忘れられない生まれ故郷。

 相談者は、生まれた村を逃げ出すように、各地を転々としました。そして内陸部のある町に落ち着いたのです。
その時、住み込みで働いた店が「魚屋」でした。 あれほど「海」を敬遠していた相談者ですが、その匂いは懐かしい生まれ故郷を思い出させたのかもしれません。
海に対しては恐怖症があった相談者ですが、「魚」は平気だったのでしょう。


(5) 結婚、子ども、そして再会。

 そんな相談者も、結婚して子供にも恵まれました。 そんな時、故郷に残してきた母親と妹が訪ねてきたのです。
村を出てから、10数年が経っていました。 村を出るとき、相談者は母親にこう告げていました。「いつか戻ってくる!決してこの村を捨てるわけじゃない。でも、今は生きていけないんだ・・。」
自分のお腹を痛めて生んだ我が子です。 もしかしたら母親は、相談者の悩みを悟っていたのかもしれません。

 母親「お前が元気ならそれでいい。どこにいても、あんたは私の子だからね!村のことは心配しないでいいよ。 この子の旦那がしっかり網元務めているからね。」
 妹「そうよ、お兄ちゃん。お父さんは相変わらずだけど・・・。 『この村を捨てたバカ息子!』って、お酒を飲むたびにうるさくて・・(笑)」

久し振りの母と妹との再会でしたが、父親に対する申し訳なさと、本当の理由が告げられない心苦しさが、相談者の胸を締め付けるようでした。


(6) 病気、そして臨終の時

 母と妹との再開から数年が経ち、相談者は働いていた店主から認められ、「暖簾分け」という形で魚屋と妻が「乾物屋」を営んでいました。
そんな幸せな日々が続いていた頃、相談者は病に倒れてしまいました。 映像の状況から、「肺ガン」だったようです。咳が続いていましたが吐血はしていませんでしたので。

 床にに伏せて1年弱、ついに臨終の時がやってきました。
相談者は、そばで見守っていた妻と息子にこう告げたのです。

 「私はお前たちと一緒に過ごせてとても幸せだった・・。ただ・・、故郷にいる両親がとても気になっている。 特に・・父に対しては結局本当の気持ちが言えなかった・・・。それが悔しい」

一通り別れの言葉を残して、相談者は前世での「男性」としての生涯を終え、あの世へ戻っていきました。


(7) 前世セッション終了。そして今世での相談者は・・。

 このように、相談者へ「前世」での一生を一通りお伝えしました。 しっかりと聞いていた相談者は、ひと呼吸を置いてこう私に告げてきました。

 「物凄くびっくりしたと同時に、今世での疑問が解決しました。」 
何が解決したのか、私にはこの時点ではわかりませんでした。しかし内容は私自身「前世と今世」のリンクを再認識させるものでした。

 「私は、学生時代「お風呂」になぜか入ることが出来ませんでした。もっぱらシャワーで済ませていたのです。心のどこかに「恐怖感」があったのです。その理由もわかりませんでした・・。」
そう、彼女は前世で持っていた水に対する「恐怖症」を今世でも持っていたのです。 今は克服したようですが、長年不思議に思っていたようです。

 「更に、びっくりしたのが私の前世が「漁村生まれ」だということです。実は私の苗字は、昔「水産業」を生業とする先祖が、ある理由で「廃業」した際に由来するものなのです!」
その言葉を聞いて、私のほうがビックリしてしまいました。 そこまで前世とリンクしていたなんて、知る由もありませんでしたから(笑)

 そして、相談者は現在の性格が、「なかなか他人に自分の本心を伝えることができない」とも思っていました。
たぶん、前世で自分の本心を父親に隠し続け、結局死ぬまで伝えられなかったことが、今世でも癖になっているのかもしれません。
相談者の言葉が、それを証明していました。
「今まで、どんな大切な人にも、ましてや家族にも自分の本心が言えませんでした。なぜか見透かされて本心がバレる気がして・・。その理由が、前世の話を聞いて納得しました。」
相談者は、すっきりしたようにお話して下さいました。


(8) 理由がわからない恐れ、苦しみ。それは前世での経験かもしれない。

 私は小さい頃から「高所恐怖症」です。ジェットコースターはもちろん、脚立に登ることさえ必死です。
たぶん前世で高い所から落ちて、もしくは落とされて命を落としたのかもしれません。

 このような様々な「恐怖症」は、今世での経験もあるのでしょうが、そいう経験もないのに出てくる場合、意外と「前世での経験」が大きく関わっているのかもしれません。
皆さんは何かしらの「恐怖症」はお持ちですか? 今世での経験で心当たりのない方は、もしかしたら前世で何かあったのかもしれませんね・・。

 覗きたくなったら、お問い合わせ下さいね。
理由なき不安が解消されるかもしれません。 それでは又。


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