7.気心の通じ合う、いい関係づくり。
ここで手本となるのが「老舗の商法」です。あくまでも、仕事と顧客の距離を保ちながら
馴れ合いになることがなく、それでいて「気心の通じ合う、いい関係」を確立しています。
そこには次のような「細やかな気くばり」があります。
1.「ようお出でなさいました」と言って、お茶を出してもてなしています。
ゆったりとした雰囲気の中で個人情報・家族情報を聞き出しています。
2.顧客の特別意識を高めるような、「個人的な対応」を実行しています。
「このミカンは親戚からの貰い物です」と言っておすそ分けしています。
3.顧客は「要件もないのに」、サロンに立ち寄っています。
そこには「貴方は大切な人です」と思わせる、おもてなしの接し方があるからです。
このような接遇が、「お客様とサロン」の関係から、「信者客とサロンのAさん」という関係へと変化して行きます。
つまり、個人対応型の接遇が活性化します。そのような親密接遇があってこそ、来店お礼のDMの一つにしても、
「喜ばれる・感動されるもの」となります。
現在の社会は、非常に忙しく時間が過ぎているように感じられます。
このような時代に、敢えて「ゆっくりとお客様に対応」して見ませんか。きっと、親密に人間関係が創られて行きます。
これは、自店のブランド化に繋がるカギとなります。
第三部 終