どうも、さるタジラです。
相変わらず毎日忙しく過ごしております。
たまの土日休みが本当に心に沁みますね…。
詰んでいるキットも崩したいし、飲酒をしにも行きたいし、オタ活もしたいし、身体がいくつか欲しいものです。
さて、今回は12月に完成させた「田中ミュージアム工房 アヴァンガメラ雄々しき守護神」の紹介です。
このキットはご依頼品での製作でしたが、かなり自由に作らせて頂きました。
おかげさまで自分の好みドストライクな色に仕上げさせて頂きました🙏
WF2022夏にて原型師様の作例も拝ませて頂きましたが、予想以上のボリュームと迫力に度肝を抜かれました。
Gミュージアム様はいつもフレンドリーにお話ししてくれるのでWFに参加しているととても楽しいです。
ゴジラザウルス・FWガイガン・ガメラ対ギャオス…キットを買ってご本人の説明を聞くと、より愛情が湧きます。
早く作らなければですが、Gミュさんのはじっくりと腰を据えて作りたい思いが強く、なかなか手を出せずにいるのが悩みです💦
さて、それではアヴァンガメラの製作過程に移りたいと思います。
仮組みしていた時の段階。
腹甲はクリアパーツで電飾可能という仕様。
イリスしかり、ガメラしかり、こちらのキットは必ず電飾要素が入るのが面白いです。
なかったのはゴジラ頭骨とゴジラザウルスぐらいでしょうか。
まずは洗浄してのサフ。甲羅が1枚1枚別なのでなかなか数は多いですね💦
ただガメラ3の時もそうでしたが、やはり甲羅1枚1枚が別で構成されることもGミュさんの魅力ですね。
下地を塗装。
さらにオレンジと黒のシャドウを入れていきました。
アヴァンガメラは茶色のイメージが強いんですが、超全集のスーツ写真を見ると甲羅は意外と黒が多いんですよね…
甲羅の下に隠された、古代亀プロガノケリスを参考にしたという背骨。
こういった生物的なアレンジこそがGミュージアムさんならではです。
化石もイメージしつつ塗装致しました。
皮膚部分も塗装していきます。
アヴァンガメラは甲羅と皮膚の色の違いをさほど感じないので、基本的に甲羅のベースなどを流用。
足と頭部のベースも塗装。
甲羅をはめ込む前に、まず背中の皮膚部分。
ここもクリアレジンになっており電飾が可能です。
この辺りはGミュージアムさんのブログを参考に塗装。
甲羅をつけると全く見えなくなるのが寂しいぐらい作り込まれています。
皮膚を外した状態。
背骨の奥で内臓が光る設定です。
体内が光るといえばガメラ3を思い出します。
ほぼ閉じているため全く見えなくなる口内。
年老いた怪獣でもあるため、綺麗なオレンジの口内ではなく少し生々しいぐらいの色にしました。
各部を接着し隙間をパテ埋め。
この際に既に電飾ライトは仕込んであります。
不安で何度も試し点灯を繰り返しました…。
喉とお腹の模様が赤く光った時は、思わず「おお!」という感情が。
甲羅もはめ込み。まるで岩山を背負っているかのような姿。
甲羅もはめ込み。まるで岩山を背負っているかのような姿。
色の微修正前。
平日に卓上にいるアヴァンガメラが良過ぎて撮影した写真です。
横からのバランスはこんな感じです。
アヴァンガメラとして逸脱し過ぎないギリギリの落とし込みがまた素晴らしいです。
甲羅のオレンジ色は最終的に強めに調整しました。
1本1本の棘に、爪の根元のようなアクセントを出してみたかったのです。
切り傷にも血のベース塗装を追加。
Gミュージアムさんのブログと睨めっこしながら傷跡箇所を確認していきました。
血には後に、より明るいハイライトと光沢を乗せていきました。
ガメラの血は緑色で、分かりやすい赤とはまた違うので毎回表現に悩みます。
重々しい色合いになってくれました。
完成写真だと僕の作った物は光沢に見えることもあるらしいんですが、結構つや消しに仕上げていることが多いです。
自然光下でのチェック。
ギャオスに引っかかれた傷跡は生々しくなるように、どろりとした光沢に仕上げました。
爪ももちろん光沢です。
発光ギミックは周囲を暗くしなくてもしっかり明るく光ってくれます。
左目のアップ。かなり小さいので見えづらいですがしっかりと瞳があります。
プレートも塗装。甲羅をモチーフとしています。
電飾のコードは左足に穴を開けて体内に通しています。
外付けで電池交換が可能なのと、見栄え的にも出来る限り隠せる様になりました。
こうして、アヴァンガメラは完成となりました。
原型師様の思いがあちこちに伝わるキットで、作り甲斐もありとても楽しい時間でした。
それでは、完成写真をどうぞ。
本編が夜のみの登場のためか、やはり暗闇がよく似合います。
横から見るとスーツとのボリュームの違いがよく分かります。
こういったアレンジ造形もガレージキットならではの魅力ですね。
色味に関しては割とスーツ寄りにしつつ、彩度高めな雰囲気で塗れたんじゃないかと思います。
甲羅の隙間から、体内の光が漏れ出ます。
さらにこの甲羅、見て分かる人は分かると思います。
あの「50周年記念PV」の甲羅をモチーフとして造形されており、あの時の興奮が蘇る気持ちです。
実は塗装でもあの甲羅を意識し、若干緑色の筋を入れたりしています。
こういったツボを押さえてくるのがGミュージアムさんの嬉しい所です。
甲羅を取ると背骨が現れ、その奥で光るガメラの体内も見て取れます。
まるでオリジナルギャオスを睨みつけているかのような形相。
自爆を覚悟した瞳とも言えますね。
プレートは炎にも見える甲羅の色とガメラの血。
こちらもなかなか格好良いです。
アヴァンガメラの製作レビューは以上になります。
受け取ったご依頼者様からもたいそう喜んで頂き、嬉しさでいっぱいです。
聞く所によると、予想外な凄い所に飾って頂いてるみたいです。
一度見に来て欲しいとお誘い頂いてるので、旅行がてら行くのも良いかなとワクワクしています。
そしてガメラも。
新作が決定し、これから盛り上がること間違いなさそうで非常にワクワクしています。
熱すぎます。
また、Gミュージアムさんのこれからの作品も凄いですね!
トラウマガメラはまさか円盤ジャケットのシルエットをモチーフにするとは思わず、ビックリ&興奮でした。
さらに、まだ僕がガレージキットを始めたばかりで手が出せなかった頃の作品、ギャオス1995も再販。
嬉し過ぎます。
どちらも買わせて頂きましたので、本腰入れて塗り込みたいと思います。
恐らく年明け届いたらすぐにトラウマガメラは作り出すんじゃないかと思います…。
依頼品との兼ね合いもありますが…Gミュさんの新作ガメラはちょっと別格なのですぐに作りたいですね。
製作代行の方も今は予定通りのスケジュールで進められているので、今後も自分の作りたい物を挟みながら上手いこと進めたいと思います
。
だいぶお待たせしている方が多く、最短が来年の9月になってしまいますが予約も受付ておりますのでお気軽にお声掛けください💦
嬉しいニュースばかりで、最近は完全にガメラを心の支えにして生きています。
今度のWFも新作が楽しみな物が多過ぎます。
色々な面で変わらず頑張って生きたいと思います!!
それでは今回はこれにて。
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