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まずは何をしよう

水晶岳登山記録 Ⅳ.3日目「帰路新穂高温泉へ」

Ⅳ.3日目「帰路新穂高温泉へ」
念願の水晶岳登頂を果たしてすっきりとした朝を迎えました。後は無事に帰宅するだけですが帰路は長いし、疲れがたまっているので慎重に行動した一日でした

----- 目次 -----
1.日程
2. 出会い・アクシデント
3.コース紹介
①星空撮影&テント撤収
②三俣山荘テント場より ~ 双六小屋へ
③双六小屋より ~ 鏡平小屋へ
④鏡平小屋より ~ 穂高センター&鍋平駐車場
⑤穂高センター ~ 自宅
4.まとめ

では、目次に沿って……

1.日程
10月2日
3:00起床 → 3:20星空撮影3:30 → テント撤収三俣山荘テント場4:00 →(巻き道ルート)
 6:45双六小屋7:00 → 12:00わさび平小屋12:10→ 13:00穂高センター13:15 →
 14:15鍋平駐車場

2.出会い・アクシデント
①秩父沢でカメラを忘れる
 秩父沢で軽い休憩を取ったときに石の脇に置いたカメラを忘れて10分歩いた後に気付き登り返して無事カメラを確保しました。これから鏡平小屋に向かう老夫婦と話した後にふらっと立ち上がってカメラが視界に入るところでなかったため忘れたのでしょう。疲れているので気付いたときには取りに行くか迷いましたが、二日間の思い出が入っているカメラはお金では買えませんから荷物をデポして戻ります。
 荷物がない状態では、軽快に歩けてびっくりしました。カメラは休憩していた男女グループの男性が私に気付いて差し出してくれました。拾った方も困る物で、持ち歩いても重いし、落とした人が登りの人か?下山の人か?判らないので届けることもできません。放置していったら…… と、私が拾った立場だったらどうしただろうかと考えながらカメラを胸に抱え下山しました。
 カメラを保持していてくれた男性に対しては、拝み倒しました。
このアクシデントで約20分のロスをしました。(最初荷物を持ったままで数歩引き返したが、直ぐに荷物を脇にデポして大正解でした。)

②穂高センター自動販売機小銭なしで使えず
 穂高センター自動販売機でコーラを飲もうと小銭を集めたが110円しかなく後は万札です。缶コーラは120円で10円足りない状態です。隣の部屋の観光案内所でくずすことはできなく、更に隣の登山管理室でも不可でした。断られて出てきたところ最初の観光案内所の方が追いかけてきて自分の財布から1万円をくずしてくれました。缶コーラは特別美味しかったです。
③荷物をデポして鍋平駐車場へ
 前回は荷物を担いだまま鍋平駐車場まで登り返しましたが、今回は荷物を穂高センターにデポして車を取りに行きました。
④靴下片方探しまくる
 朝の着替えで靴下片方を紛失して予備の靴下で歩き始めたところ、30分位でふくらはぎの所から紛失した靴下がシグナルを発して見つかった次第です。暗闇のテントの中で着替えている最中に紛失したのですが、ズボンを脱いだときに片方の靴下も一緒に脱げてズボンの中に収まって隠れてしまったようです。テントを片付けながら注意深く探しても見つからないはずですよね!紛失した靴下は探している最中ふくらはぎに隠れていましたから。

3.コース紹介
①星空撮影&テント撤収
 3時起床で朝食も取らずに星空撮影5分をしてテント片付け、そして4時に歩き始めました。初日のテントは夜露がびっしり付いていたのでタオルで拭いてしまわないといけないなと夜な夜な考えながら眠りについたのですが、起きてみると昨夕曇ったお陰か夜露はなくラッキーでした。

 

*鷲羽岳をバックにした星空撮影で、夜明け前に歩いている人のヘッドライトの光が写っています。
NO2630

 

②三俣山荘テント場より ~ 双六小屋へ
 歩きながら日の出の様子を横目で見ながら歩いていました。

*朝焼けと草紅葉を取った写真です
NO2647

 

*日の出の瞬間と巻層雲が赤く染まったので
写真を撮る傍らでは、下山している登山者が足早に麓を目指しています。
NO2662

 

③双六小屋より ~ 鏡平小屋へ
 双六小屋で朝食です。と言ってもたいした物を食べていません。最後のレトルトカレーのみと最後のオレオを食べただけです。

*ぼけたレトルトカレーとなりましたが、温めなくても上手かったです。アルファー米は、美味しさを感じないので今後登山には使わないこととしました。米をといて炊く作戦にしようかな
NO2673


 

*弓折乗越辺りで撮った太陽です。今日も快晴、此処まで来ると安堵感が湧いてきますね
NO2682

 

④鏡平小屋より ~ 穂高センター&鍋平駐車場
 此処からは単純な下り道だけに永く感じます。疲れた足に追う打ちを掛けるように、ジョギングでは鍛えられない下りに使う太股筋肉が悲鳴を上げていました。石をまたいたつもりが、踵がまたいたつもりの石の縁に引っかかり……つんのめったり

*熊除けの一斗缶です。
NO2699


*鍋平駐車場に戻ってみると、駐車場から溢れた車が路肩に沢山止まっていました。
 

⑤穂高センター ~ 自宅
 鍋平駐車場でTシャツ・靴下を着替えて、穂高センターまでデポしたバックパックを引き上げに行きます。
帰宅作戦としては
・中央高速一ノ宮御坂ICまでは大月からの渋滞が延びてくる前に出来る限り早く抜け出すこと
・日曜日午後は国道(須走)がピタッと止まる渋滞に遭うので、逆に21時過ぎに国道に乗っかる
 以上を踏まえて、最初の酒屋さんであんパンを購入して運転しながら食べます。一ノ宮御坂ICを渋滞に巻き込まれずに降りる事ができたので、富士吉田手前のコンビニ駐車場で仮眠をとります。
結局、帰宅は22時頃となりました。



4.まとめ
 カメラを忘れたときにデポして身軽になって駆け上がった楽さが、年相応の登山について考えさせられるきっかけとなりました。
 「荷物がないとこんなに楽なのか!」
 「テント泊をする年齢を超えているのでないか!」
なんか考えちゃいました。
 「早起きは三文の得」と言いますが、早起きして山頂で朝日を迎える山生活では、霞が発生する前の澄んだ景色が拝めるので三両に値しますね!本日も3時起床のお陰で、富士吉田まで明るい内に来られて目が疲れずに運転が楽でした。
「無事生還」
 



【終わりに】
 計画通りに実行できたことは喜ばしいことです。
私にとって登山は
①登山計画を楽しむ
②登山して楽しむ
③登山最中に写真を撮って楽しむ
④帰宅後、写真整理を楽しむ
⑤帰宅後の登山紀行資料作りに苦しむ
⑥写真集としてまとめることを楽しむ
⑦写真を顧みて楽しむ
宝箱です。そして「自分への挑戦です」ね!!!!!

と言うことで、思い出を楽しめる登山紀行資料作りは苦しみながら作っています。後々のために!


*持ち帰った空き缶「サッポロ黒ラベル」水晶岳の星を掴んだ記念として事務所に飾ってあります。
NO2705

「丸くなるな、星になれ」


《関連資料》
・脳みそに焼き付けた思い出
 登山を始めた頃に、涸沢紅葉の写真を撮っている私の脇で、大ちゃんが「俺は目に焼き付ける」と言った言葉は忘れられません。
・「水晶岳登山記録」:Wordファイルで作成し写真と一緒にHDDに保存
・「水晶岳ぐるっと360写真集」:canonフォトブックで作成
・写真RAWファイル116枚:写真専用保管外付けHDD2台に保存(1台は事務所に保存、1台は自宅に保存)今回の登山で330枚撮った写真は、帰宅後の整理で最終的には116枚の写真を永久保存版としました。

《どうでも良いことですが体重変化》
 ・出発直前計測体重:65.0kg(日頃の平均体重64kg前後)
 ・帰宅後の計測体重:62.4kg(登山中2.6kg減量)
 ・帰宅後1週間後の計測体重:62.6kg(減量状態が継続中)
*帰宅後、登山中にまともな物を食べていなかったので和菓子・洋菓子&ビールの反動食いをしたのに減量維持は意外です。

《次なるターゲットは?》
 …



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