立てば芍薬座れば牡丹踊る姿は薔薇の花?

古希から喜寿へ向かうGrandmotherが、つれづれなるままにシニアライフをつづります。

子育てとガーデニングの共通点は。。。

2012-07-16 13:49:45 | 日記

写真は、昨年の「アカバナ山法師」の写真です。こんなに沢山の花がついていました。

今年は、一本の木にたった2個しか花がつきませんでした。そのわけは?と調べてみました。

若いうちは、隔年毎に、多い・少ないを繰り返し、成長すると安定するようなことが書いてありました。

子育てについても、家の子どもが小さかった頃は「スポック博士・・・」が人気がありました。

私は、あえて、スポック博士は無視して、日本式の「おんぶ・だっこ・母乳」の密着育児をしました。

「到知」という雑誌のメルマガに、こんな記事が載っていました。私は正しかったと安心しました。

◆致知出版社の「人間力メルマガ」-----2012年7月16日 ◆
 
 
   いま、授業が成り立たない「新型学級崩壊」に、
   教師たちの精神疾患が後をたたないといいます。
 
   現在発行中の『致知』8月号では、
   明星大学教授の高橋史朗氏に、
   驚くべき教育現場の現状と氏が提唱する
  「親学(おやがく)」についてお話しいただき、
   ただいま大きな反響を呼んでおります。
 
   本日はその記事の一部をご紹介いたします。
 
 
 
 
┌───教育現場からの提言─────────────────────┐
 
 
     「親学(おやがく)のすすめ」
 
 
        高橋志朗(明星大学教育学部教授)
 
                『致知』2012年8月号
                 特集「知命と立命」より
          http://www.chichi.co.jp/monthly/201208_pickup.html#pick3
 
└─────────────────────────────────┘
 
私が提唱する「親学」とは、
親が親として学んでいくこと、
つまり親になるための学びを指します。
 
かつて3世代同居が当たり前だった時代、
子育ては祖父母から次の世代に自然と受け継がれていたため、
伝統的な子育ては当たり前のように継承されました。
 
しかし高度経済成長期に核家族化が進むとともに、
家庭での伝統的な子育てが揺らぎ始めたのです。 
 
 
その原因となったのが『スポック博士の育児書』でした。 
 
この本は欧米流の合理的な育児方法が紹介されており、
当時の厚生省はこの本を土台にして
『母子健康手帳副読本』を作成したのです。
 
例えばここには、赤ちゃんが突然「わーっ」と泣き出しても
親は構ってはいけないとあります。
これは厳しい社会を生き抜けるよう、
甘やかしてはいけないというアメリカ社会の理論によるものです。
 
一方、日本では昔から赤ちゃんが泣き出したら、
親はしっかりと抱きしめてきました。
そもそも家庭教育のベースに愛着形成があり、
無条件で丸ごと受け入れることで親子間の
「基本的信頼関係」が構築されてきたのです。
 
そしてこの基本的信頼関係が育まれる中で、
子供の対人関係能力や自己制御能力などが培われてきたのです。
 
13年前、学級崩壊が報じられた新聞記事には、
この問題と関連したある調査結果が載せられていました。
現場の保育士456名に、
園児に起きている変化を尋ねたところ、
大きな変化が2つあるというのです。
 
1つは対人関係能力の未発達、
そしてもう1つが自己制御能力の欠如でした。
 
欧米流の育児書が出回ったことで、
年々日本の伝統的な愛着形成が不足する事態を招き、
これが学級崩壊という1つの現象へと繋がっていたのです。
 
赤ちゃんが急に泣き出すケースにしても、
生後20か月までは退行期(むずがり期)で
赤ちゃんの脳の発達が急すぎるため、
時々驚いて泣き出すということが脳科学的に解明されています。
 
ですから本来であれば落ち着いて抱きしめてあげればよいのです。
 
しかし、我が子がなかなか泣きやまないのは
自分のせいだとパニックに陥る親の中には、
挙げ句静かにさせようと虐待してしまうケースもあるのです。 
 
また、日常の生活でもおんぶや抱っこなどが
昔に比べて極端に少なくなり、
それが愛着形成を阻害する一因になっているのです。
 
さらに子供が最も愛着を感じるはずの授乳にも
問題が潜んでいました。 
 
最新の調査によると、母親の八割が授乳中に
テレビやビデオを見ているというのです。
いわゆる「ながら授乳」です。 
 
おそらく母親たちは授乳の時くらいは
自由にさせてほしいと思うのでしょうが、
授乳中のアイコンタクトこそ子供に安心感を与え、
親との一体感が生まれるベースとなるのです。
 
このように家庭において母親が子供を
丸ごと受け入れるという愛着形成が失われてしまったことが、
子供たちの問題行動となって表れているのです。
 
 
※「親学」について、もっと詳しくお知りになりたい方はブログへ
  http://ameblo.jp/otegami-fan/

 


 


この「いじめ対策」はすごい!森口朗公式ブログより転載

2012-07-16 10:03:40 | 日記

http://d.hatena.ne.jp/moriguchiakira/touch/20090520

先日、あるいじめ関係のシンポジウムにパネラーとして参加しました。

その席上、長野県の中学校の先生が実践されている「いじめ対策」は、目から鱗が落ちる素晴らしいものだったので報告したいと思います。

それは、以下のような手順で行われます。



1 いじめの認知は、本人、親、友人の誰からの報告であっても

 「この事態を心配している人から報告があった」で統一する。

 ※ いじめ加害者やその親は「誰がそんなこと言った」と言いがちなので、

  教員側の対応を統一しておくことは極めて有効と思われます。

 

2 必ず、一人の教員ではなくチームで対応する。

 

 ※ チーム対応は教員の一番苦手とするところですが、是非克服してほしいところです。

 

3 複数の加害者(大抵そうです)と複数の教員が別部屋で1対1で対応する。

 ※ ここで、各加害者の発言に矛盾が生じます。

 

4 15分後に部屋に加害者を残して教員が集合し、情報交換・矛盾点の分析を行う。

 

5 3・4を繰り返し追求することで、加害者に「いじめの事実」を認定させる。

 ※ 3・4・5は明日からでも実行できるノウハウではないでしょうか。

   「加害者に吐かせる」必要のある仕事(刑事に限らず税金徴収員等々)ではよく使うテクニックです。

 

6 事実を認めた加害者に対し「泣くまで」反省を迫る。

 ※ ここは教師の真骨頂です。

   中学生ともなると(特にいじめの加害者のような奴は)脅すだけでは、まず泣きません。

   そこで、刑事ドラマのカツどんに当たる要素が必要になるそうです。

   加害者ががんばってきたことの写真(部活動や体育祭・文化祭他)などを見せて、

   「なのにお前は、今、何をやってるんだ」みたいな感じで迫るらしいです。

 

7 いじめの事実を認め、「泣くまで」反省した加害者は、通常、被害者に謝りたくなるのですが、

 すぐに謝らせることはしない。

 ※ すぐに謝ると加害者が「すっきり」するからです。

 

8 少なくとも一週間の時間を置いて、加害者に謝ることを許す。

 ※ 被害者にとって、加害者から謝ってもらうことは大きな癒しになるという報告を別の会合で聞きました。

 

9 保護者を交えて、いじめの事実を報告する。

 ※ その際、加害者・被害者を実名で報告するのか否かは聞き漏らしました。

 

 講演者だったヤンキー先生こと義家氏も、よほど感激したのかシンポジウム修了後、その先生や私がいるパネリスト控え室に挨拶に来て、

「何かあったら何でも協力します」と言っていました。

 

 このような例が、蓄積されず、研究対象とならず、伝播していかず、「素晴らしい先生」の一実践の終わってしまうのが、教育界の最大の欠点です。

 そこを何とかしたいと痛切に思った一日でした。