女性の足を彩るストッキングが復権しそうだ。10年ほど前から若い女性の間でストッキングをはかない“ナマ足”がブームとなり、20代後半~30代の女性の着用率が低下するなか、メーカー各社が、ブームを知らない10代後半~20代前半をターゲットにした新ブランドを相次いで立ち上げ、販売を強化している。
下着メーカーのグンゼは先月、新ブランド「Mirica(ミリカ)」を発表し、4種類を発売した。春に向け、新社会人となる女性やタイツからストッキングに衣替えするタイミングを狙った。テレビCMキャラクターに若手人気女優の武井咲さんを起用。「ニッポンの女子の新レッグファッション」と銘打ち、ストッキングをおしゃれのアイテムとして売り込む戦略だ。
ストッキングメーカーのアツギも昨年2月に立ち上げた新ブランド「ASTIGU(アスティーグ)」を強化している。複数のブランドを集約し、夏でも快適にはけるタイプや5本指タイプなど11種類を販売。商品を選びやすくしたことで、若い世代の支持を獲得し、同社のストッキングの昨年の売り上げは前年比で2桁の伸びを記録。今年2月には、同ブランドのサイズ展開を拡充した。
矢野経済研究所の推計によると、ストッキングやタイツ、靴下などのレッグウエア市場は昨年が前年比約1%減の6050億円となり、ナマ足定着の影響もあり、3年連続で前年を下回った。
一方で、レッグウエアを手がけるタビオの調査では、10~50代女性が昨年、ファッションにかけた費用約6万9000円のうち約5分の1をレッグウエアが占め、足のおしゃれへの意識は高いという。
業界では「ストッキングをファッションアイテムとしてはき始めた若い女性はまだ一部。今年の春夏には、着用の動きがさらに広がる」(アツギ)と、期待している。
春ですねぇ~
タケノコに若芽
こりゃあ、最高だぁい☆