しぜんがいいね

ひびきまぐれ

静かな金剛山系

2020-01-16 | 日記

青空の下、ついたばかりか真っ白な樹氷、つい先ほど顔を出したばかりのお日様がそれを照らす、

とても美しい

 

静かだ

それほど早い時間でもないのだが出会ったのはほんの数人

 

珍しく 台高や大峰の山々もくっきりと見えている

 


2019年末の山行は八ヶ岳

2020-01-05 | 日記
日程:2019年12月29(前夜発)~31日
山域:赤岳・横岳・硫黄岳(縦走)
 
計画:前夜 大阪⇒美濃戸口(車移動)
           第一日目 美濃戸口→美濃戸山荘→南沢→行者小屋天幕場
           第二日目 行者小屋幕場→文三郎尾根→赤岳→横岳→硫黄岳→赤岩の頭→赤岳鉱泉→行者小屋幕場
           第三日目 行者小屋幕場→南沢→美濃戸山荘→美濃戸口  ⇒大阪
 
天候:第一日目 終日晴れ 赤岳山荘-8℃ 
           第二日目 幕場小雪-1℃、 稜線-5℃、風速20m/s 雪、ガス、幕場小雪、風
   第三日目 行者小屋幕場小雪後曇り-6℃ 美濃戸口曇り時々晴れ5℃
 
 
実際:12/29 美濃戸口8:00→9:20美濃戸山荘9:30→南沢→12:40行者小屋幕営 
 
   12/30 行者小屋幕場6:00→文三郎尾根→7:20文三郎分岐→8:20赤岳
       →9:40地蔵の頭10:00→地蔵尾根→11:00行者小屋幕場11: 
      30→12:00赤岳鉱泉中川隊と交流会14:10→15:00行者小屋帰幕
 
           12/31 行者小屋6:00→南沢→8:15美濃戸・赤岳山荘8:40→9:50美濃戸口
 
 
行動概要
12月29日 
(4:00)晴れ 琵琶湖の夜景が美しい 八ヶ岳方面はまだ闇の中前夜発で美濃戸口入りして仮眠を考えていたが、食事、お手洗いが便利な諏訪サービスエリアで仮眠後早朝(5:00)の出発、このころには八ヶ岳がシルエットとなった。
   
 
高速道をおりて八ヶ岳農場付近、ようやく空が白んできた阿弥陀岳が美しい、付近の積雪は少なく美濃戸口付近までは道路上には積雪なく、路肩付近でもせいぜい数センチといったところ。美濃戸口(6:00)の駐車場はほぼ満車状態、そこから先の道路はスタック車救援中とのことで通行止め、ようやく何とか1両分のスペースを探して駐車、駐車料(500円×3日分)を払い、登山計画書を提出する。
 
美濃戸登山口(8:00)出発直後に件のスタック車が救出され通行止め解除となるも、私たちは予定通り歩きで美濃戸山荘から行者小屋を目指す。
赤岳山荘前の寒暖計はー8度を示している、美濃戸山荘(9:20)にてお茶サービスを頂き、南沢に別れ行者小屋へ南沢沿いもやはり積雪は少ない。
入山者も随分多いが、驚いたのはもう下山してくる登山者が思いの他多いことだ、伺えば、今日も良い天気だが昨日もパンラマが広がりとてもよかったですよとのこと。
 
美濃戸中山南下の広い河原(11:50)から大同心はじめ横岳、赤岳が青空の下その美し
い姿をくっきりと見せる、通りがかる人皆一様にカメラを構える。
  
今日の泊地、行者小屋(12:40)付近少ないところで10㎝多くても20㎝くらい、幕場ではペグ固定に雪面を少し掘るだけで石にあたるほど。
天幕設営後、早々の乾杯の後、夕食までの間昨夜の睡眠不足解消に努める。
 
30日 行者小屋幕場(3:00)
外は視界悪く小雪舞うも、風弱く気温も高め、予定通り出発(6:00)、向かう登山道は昨日までのしっかりしたトレースに先行者1名の足跡をたどる、文三郎尾根赤岳主稜への分岐辺りで後続の単独行者それぞれ2名に道を譲るもほどなく先行者1名が、天気が良くないから行者小屋に戻りますと下ってくる、すると今道を譲った単独のそれぞれ二人も伴うように天気が悪いので下りますと下ってゆく。
文三郎分岐(7:20)風は弱い、風に飛ばされているせいもあるが積雪深くても足首位までもトレースは消えて、ところどころルートファインディングの要ありながらも積雪が少ないだけにところどころ出ている鎖に導かれながら風が強まってきた頂上を目指す。
   
頂上(8:20)では、県界尾根や地蔵尾根を登ってきたらしい数名の登山者に出会うも強風のためか、カメラに収めると留まることなく足早に下ってゆく
   
私たちも硫黄岳方面に縦走するべく赤岳展望壮に向け下る、地蔵の頭を過ぎ三叉峰方面向かうもサングラスが凍り付き足元が見えない、仕方なく外して進むも今度は雪つぶてに顔(目)たたかれ目を開けていられない、風の息継ぎを待つも風は一向に緩まる気配がない、しばらく風に背を向けて留まるも、これから2時間余りこの風にさらされるのはつらい、先頭者の「戻るぞ」の声に、「えー硫黄岳まで縦走したいとの声もあったが結局地蔵尾根を下ることに、地蔵尾根の下降路(10:00)でも足元が見えないと躊躇する先導者に「私のゴーグルは良く見えるからと」後方のメンバーがリードで下降した。
    
行者小屋幕地(11:10)まで下り、赤岳鉱泉からジョウゴ沢へ行ってみようとなり、装備そのままに出発(11:30)中山の鞍部を超え下ってゆくと対向に上って来る二人の登山者に避けて道を譲る(11:50)、すれ違いざまうつむいて登る登山者の顔をふっと顔を見ると「オーN川さん」相手もこちらを見て、「オー 中山展望台付近で電波をとばしてみようと上ってきたんだよ」、それでは一杯やりましょうとジョウゴ沢の偵察は赤岳鉱泉小屋食堂で杯を交わしあうこととなった。
行者小屋帰幕(15:00)
 
31日 行者小屋幕場(3:30)小雪、曇り
天幕撤収(5:20) 出発(6:00)ヘッドランプを灯して行者小屋を後にする、昨日から昨夜の積雪はわずか数センチのようだ、体感的には昨日より寒く感ずる(後で分かったことだが、実際、昨日(30日)はかなり気温が高かったようだ。
こんな早朝にもかかわらず登ってきた足跡がひとり分ついている、登山口を随分早く発ったのだろう。
夜が明けてきた、例の広い河原で八ヶ岳を振り向くも全くガスに包まれて姿を見せないのに、逆に空の西の方には朝焼けと真上に流れのはやい雲と複雑な空模様。
   
それでも帰りは気楽なもの、美濃戸山荘でお茶を頂いて休憩、更に5分ほど歩いた赤岳山荘でもお手洗い休憩と、お土産にかなりボリュームある野沢菜漬け(帰宅後計量したところほぼ㎏あった)を調達して美濃戸口まで歩荷訓練。
間もなく美濃戸口やれやれと思ったころ、対向の4DW車からオーイと声、見れば既知のA木氏(今は近隣の佐久市に住む大阪労山会員)サプライズ出会いは楽しい。
美濃戸口八ヶ岳山荘(9:50)着。
 
美濃戸登山口、今日は10名程の遭対協の人たちが登山指導に当たっておられる「どこから下山ですかと、昨日の天気、積雪はどうでしたか」等、問われるままに応え、随分入山者が多いですねと逆質問に「そうなんですよ120名位の入山者なんです」と、その多さに聞いたこちらが驚いたもの。