先週末、奈良国立博物館に快慶展に行ってきました。今年気になる美術展は、他に東京国立博物館の運慶展とブリューゲルのバベルの塔が大阪の国立国際美術館に7月に来るので見に行こうと思っています。運慶展は、東京なので、開催時期(9/26~11/26)に何か東京出張が重なるとうれしいのですが・・・。
そういえば、運慶と快慶どちらかといえば、やはり写実性の高い運慶の作品の方が好きです。東大寺南大門の阿吽の金剛力士像も、阿形像が断然お気に入りなのですが、阿形像が運慶作で、吽形像が快慶作と昔は言われていたので信じておりましたが、1988年から1993年にかけて解体修理をした際に出てきた文章から、作者はそう単純ではないようで、阿形像も運慶、快慶他の大仏師の指揮の下、複数名で造られたもののようです。
そういえば、学生時代に美術部で2~3メートルくらいの立て看板に阿形像の写実性をイメージしてダビデ像(西の写実性)を描いたのですが、割と出来がよかったものの、まったく記録を遺さなかったので、写真でも撮っておけばよかったなあと未だに後悔しています。この日は、全国的にとても温かくなり奈良公園は非常に気持ちがよかったです。
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