イトーヨーカドー春日部店が11月24日 日曜日に52年の歴史に幕を降ろした。名残惜しく最終日に行ってきました。
クレヨンしんちゃんのサトーココノカドーのモデルでもあり、地元では過去の賑わいを知る人からすれば、ここ最近のイトーヨーカドーと春日部駅周辺の衰退ぶりは、とても残念です。
最終日は、売り場の商品棚はガラガラで、売れ残りを買うより思い出の最後の確認で訪れてた客が多かったと思います。
鈴木社長を追い出したあたりから後継の経営者が冴えなかったのも大きな要因かと思いますが、時代にあった売り場づくりや、先読みの改革など、コストダウン以外の対策をグループのコンビニからも最近は感じられないのは、買収のニュースとあわせて相当行き詰まっているのかもしれません。
2〜30年前は比較的駅前の店舗なので、自動車だけでなく沿線の駅からも集客できていたのに、電車に乗ってくる客はほとんど皆無となり(駅から店までかつては大変賑わってた飲食店やお店が駅前というのにほとんど潰れて空き店舗になってました)、
ダイエーの優秀な二番煎じから快進撃は始まり、モータリゼーションからネット販売が急拡大、コロナの打撃を経て、ユニクロ、GU、ワークマンみたいな専業の競争力の高い専門店以外は、おおよそネット販売に押されて小売は落ち込むものの
最近は高齢化で車が乗れない高齢者層や車を所有できない若者層を取り込む為にロードサイド店を減らして、乗降客数の多い駅前に家電量販店やドンキが進出する例もあるので
競争力や集客力の高い専門店を誘致するなど、買い物をネットで済ませられない楽しさや魅力を出す工夫や集客の宣伝等 他の小売各社が普通にやってることは、まずはもっとやったほうがよいように思うけど、なかなか難しいのでしょうか。
祖業?の衣料品も自社ブランドのライナップを絞って商品力や競争力を高められないなら諦めるとか色々考えてはいるのでしょうが、
今の経営層が外部環境の変化やお客のニーズの変化に対応できていないことは間違いないのでしょう。