先週末の三連休に書棚からAKIRAの漫画を取り出してパラパラめくって予言で話題のオリンピックに関するページを探してみました。こちらは東京崩壊後のオリンピック会場の風景です。
さて昨晩、正式に2020東京オリンピックの延期が決まったようです。一昨日から政府内でやっと延期の検討がはじまり、都知事も急に東京の都市封鎖の可能性についても言及し始めていました。世界中に新型コロナウイルスが拡散し、今は日本はギリギリふみとどまっているものの、ニューヨークやヨーロッパの大都市が、中国のような都市封鎖を行い、世界中で渡航禁止になっています。武漢と同様な光景がイタリアやスペインで現れ始め、パンデミックが世界規模となり、1月半ばにある程度予想はしていたものの、なかなか信じがたい光景が広がっております。
オイルも暴落し、世界中で社会構造や生活のスタイルがコロナショックを境に大きくかわりそうな勢いです。個人的には311の東北大震災や福島の原発事故でも価値観が大きく変わった気がしますが、コロナショックはこのままいくと、世界中が景気後退で失業者があふれ、また医療崩壊やウイルスによる大量死を世界中で目の当たりにする入口にさしかかっています。
日本は村社会?同調圧力?民度の高さ?や、クルーズ船でこのリスクについてかなりの国民が少しばかり早く危機感を持てたからか、日本国内の医療体制の充実と今年は国民の努力でインフルエンザの罹患者が減っていることも手伝い、また病院で院内感染が起こることを意識したからか、病院への来訪者が極端に減り、医療のリソースをいくばくか増やせたことも手伝ってか、武漢やイタリアのようにはまだなっておりません。しかしながらこの状態も長くはもたない気がします。
イタリアの今の死者数を見ていたら、中国が医療崩壊込みの死者の数値を正直に公表していたら、WHOは機能していないのでなんとも言えませんが、世界がリスクを早期に共有し、早い段階で渡航禁止の封じ込め措置ができたのかもしれません。中国とWHOの責任については、今後全人類から追及されることになるのでしょうか。