とうとう今週2/13に神奈川の80代女性が、新型コロナの国内初の死亡者となった。
この日を境に日本の空気も、政府が下手を打てば、日本の大都市も武漢と同様になるのではないかという懸念が現実味を帯びてきた。
夜のTVのニュースを見ていたら、どうも死亡したあとの検査でそれが判明したらしい。こういったことが起こるのは、十分予想できていた事態なのだろうが、非常に残念だ。
患者さんがお亡くなりになるまで、隔離していたわけではないので院内感染も心配される。その後の続報を見ていたら、中国人客が乗った屋形船で従業員が罹患して、その屋形船を1/18に新年会で利用したタクシー運転手の親類経由で感染したような情報が出ている。
先日罹患したバス運転手やバスガイドと同様に、1月中の中国人旅行客と接する機会の多い日本人に感染が進み、そこから3次、4次、5次と感染進んでいる一端がやっと表面化してきた。
併せて和歌山県の外科医の罹患や同僚への感染、次々と院内での感染も始まっていたことが分ってきている。これも風邪の扱いで新型コロナウイルスの罹患者が病院に集まり、3次、4次、医療関係者も通じて感染が進んでいるようだ。
連日報道されていたクルーズ船は今日のニュースで新たに70人の感染が判明し、感染者は、約3700人の内1219人の検査が終わり355人の感染が確認された。当初専門家などが楽観的に発言していた罹患率から比べると想像以上に簡単に感染が進んでいる印象だ。マスクと手袋で対応していた検疫官や運搬に携わった横浜市の消防士も感染したようだ。クルーズ船の乗客を乗せた沖縄のタクシー運転手も感染が判明している。
あと東京で、市川に住むNTTデータのパートナーの方が中国人との打ち合わせ等で罹患し、発症した状態で、東京都内の通勤や2/10新幹線に乗って業務を継続していた情報もでている。満員電車の中で多くの通勤者が濃厚接触している可能性も否定できない。
政府は、経済団体を通じて各企業に対して、不要不急の懇親会の自粛、可能な範囲で、在宅勤務や、思い切って2週間の臨時休暇を社員に出すような措置を取るよう協力要請でもしてもらいたい。通勤時における感染の拡大の防止と罹患者の特定を早急に進めることが必須だろう。満員電車での罹患は通勤災害になるのだろうか?
最近の情報では、中国で潜伏期間が2週間どころでなく、最長24日の例があるような情報や、飛沫感染だけでなく、エアロゾル感染だのさらに感染率があがるような情報も出ている。ドイツの研究所が調べたところでは、最長9日間は付着したウイルスは死なないようで、アルコールや次亜塩素酸はどうも効くとのことだ。
個人で出来ることは、しれているがマスクや手洗いうがい、不要不急の第3者との接触を避ける。風邪の症状で新型コロナウイルスの感染者が病院を受診していることは明白なので、極力病院にかかるような病気にならないよう健康に留意するくらいであろう。正直普通の風邪で病院に行って医療関係者から新型ウイルスをもらうのは絶対避けたいが、もし自分が新型ウイルスに感染しているなら、まだベッドが空いて手厚い治療が受けれる内に隔離してもらうのが正解だろう。
もうこればかりは、思いつくことはすべてやって、あとはロシアンルーレット。自分が濃厚接触する家族、友人、知人、職場関係者に感染者が現れないことを祈る他ないのだろう。
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