先日スーパーに入ると、さつまいも姉さんの目に飛び込んできた「越後姫598円」の文字。
越後姫は新潟を代表するいちごで、1月下旬頃から収穫が始まったばかり。
数日前にも、産直市場で越後姫の「はしり」を1000円前後で見かけたばかりだったので、この598円という価格が格安なのは一目瞭然。
最近は物価高で買い物をするにも、商品を丹念に精査する習慣がついてしまいましたが、この越後姫に関しては躊躇することなくカゴに入れました。
カゴにいれるとその香りから、絶対美味しいことを確信しました。
越後姫を買って、意気揚々と家に帰ると、ちょうどさつまいも姉さんの妹が来ていました。さっそく買ってきたばかりの「戦利品」の話になりました。
「すごい‼️」「安い‼️」と言う言葉が聞こえてくるかと思いきや、さつまいも姉さんの妹の口からでてきたのは、予想していなかった「でもさ・・・・」という、これから反論が続くであろう言葉。
さつまいも姉さんの妹は、この越後姫を作った農家さんが、この価格で元を取れているのかという懸念でした。
たしか去年と同じ時期の越後姫の値段は800円前後で、電気代や資材の高騰を考えるとこの産直市場の「1000円前後」は妥当なお値段のはず。
それを「598円」で販売しているとしたら、スーパーや市場に中間マージンを払って、実際手元にはいくら残るんだろう?(下手をしたら赤字??)。
でもいちごは傷みが早いし、ことさら糖度の高い越後姫はそれが顕著で、正規の値段をつけて売れ残ったりしてしまったら、それはそれで困ります。
同じことは、さつまいも姉さん家の「さつまいも」でも言えます。
安いいちごに飛びついたことをちょっと後ろめたく思ったり、でも安いものを消費者が買う心理もよく分かります。
消費者も生産者も納得できる価格を設定するのは、一筋縄ではいきません。
さつまいも姉さんの家の、永遠の課題でもあります。
ちなみにこの新潟県産のチューリップ、300 円。ニ◯リではありませんが、その癒やし効果お値段以上です。
いつもありがとう。