当たり前の顔して幸福になる

節約、運用などについて書きます。

今のアメリカがわかる映画100本 [ 町山智浩 ]

2017-11-14 17:20:07 | 


「月刊サイゾー」にて10年以上も続く長寿連載『映画でわかる アメリカがわかる』が待望の書籍化!
ブッシュJr、オバマ、トランプまでの三代の大統領を、そして、今の大国が抱える問題点を“100本以上の映画"を通じて鋭く見抜いてきた人気コラムニストによる同書。
「トランプ現象」は、いったいなぜ起こったのか?
アメリカの激動の10年が、映画でわかる!


アメリカ映画はグローバルなようですが、ローカルな背景を知るとさらに理解が深まると思います。
そういう意味で、アメリカに住み、映画への造詣が深い著者の解説は参考になりました。

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銀河鉄道の父 [ 門井 慶喜 ]

2017-10-27 17:22:28 | 


宮沢賢治は祖父の代から続く富裕な質屋に生まれた。家を継ぐべき長男だったが、賢治は学問の道を進み、理想を求め、創作に情熱を注いだ。勤勉、優秀な商人であり、地元の熱心な篤志家でもあった父・政次郎は、この息子にどう接するべきか、苦悩した―。生涯夢を追い続けた賢治と、父でありすぎた父政次郎との対立と慈愛の月日。


今までは主人公としての賢治の脇役だった父を主人公にしているところがミソだと思います。
賢治を甘やかし続けたエピソードを父側から描いているわけですが、説得力のある筆致ということもあり引き込まれました。
もっと経済力のある家かなと思っていたのですが、そのへんの事実関係も知りたくなりました。
とりあえず、映画化してほしいですね。
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AX アックス [ 伊坂 幸太郎 ]

2017-10-11 13:51:37 | 


最強の殺し屋は―恐妻家。「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる殺し屋シリーズ最新作!書き下ろし2篇を加えた計5篇。


最強の殺し屋なのに恐妻家、これってキャラありきではという疑念もあったのですが、杞憂でした。
説得力ある文章で主人公のギャップが描かれていて、その上手さはさすがという感じでした。
ちょっと腕が立ち過ぎ、文章が走り過ぎというきらいもありますが、単純に面白かったです。

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芸能人と文学賞 <文豪アイドル>芥川から<文藝芸人>又吉へ [ 川口則弘 ]

2017-10-03 15:13:45 | 


お笑いタレント・俳優・歌手・キャスター・放送作家・落語家・ポルノ女優、文学と“深く”関わり、文学賞を目指した「文藝芸人」たち。


取り扱っている題材はいいと思いますが、作者の切り取り方がつまらなかったです。
留保が多くて、グダグダした書きぶりが気になりました。
傷つきたくないけど、下心はある親父の文章みたいで気持ち悪かったです。





銀河の通信所 [ 長野 まゆみ ]

2017-09-29 10:08:41 | 


銀河通信につないでごらん、賢治の声が聞こえてくる……足穂や百閒とおぼしき人々から登場人物までが賢治を語る、未知なる小説体験!


新聞の書評で紹介されていたので読みました。
宮沢賢治の詩はあまり読んだことがないのであまり楽しめませんでした。