MASCHERA - Last Photograph Live at POP FILE
誰かさんが思い出話をつづっていたので、僕も便乗して。
1998年から1999年まで、僕はドイツに留学していた。
この時の1年間が僕の人生を180度変えた。
この留学がなければ、僕の人生はすべてにおいて違っていた。
進学だとか、就職だとかそういう次元じゃなくて。
人生が違っていた。本当に全く別の…
そんな人生の節目に、日々流れていたのがこの曲だった。
記憶は定かじゃないんだけど、
この留学中に日本で活躍していたのが、MASCHERAだった。
MASCHERAは、もともと1994年くらいから知ってて、気になるバンドだった。
が、この1998年くらいに彼らは一気にメジャーにかけのぼって、
テレビにもよく出るようになっていた(と思う、、、)
日本から取り寄せてもらったこのアルバムを聴いて、
自分の心の支えにした。
このアルバムを聴くと、白い雪を思い浮かべてしまう。
スイスでこの曲をよく聴いていたからだ。
大切な思い出がたくさん詰まっている。
だから、今はあまり聴かないようにしている。
そのときの思い出が色あせてしまいそうだから。
この時の出会いが、この時のあの時間が、
まさか、こんな風になるなんて、全くもって予想していなかった。
白い風景がいつもMASCHERAと共に流れている。
それが、自分の人生の大きな支えになっているし、
また、それがあるから、何も変わらず、ずっとまっすぐに歩いていける。
真っ暗な空に輝く白い粉雪。
そして、甘くて切ないメロディー。
人生って、ある時に、偶然に、あるいは運命的に、
なんとなく、決定的に決まっていくもんなんだなぁって思う。
その節目に、MASCHERAがありました。