たまたまI先生と歩いていたら、ふとこの看板が目に入った。
この瞬間、「あっ」と思った。
この女性、どこかで見たことがある…
インターネットで見た。
この(大変失礼ながら)あやしい感じ…(あるいはエキゾチックな感じ)
あ、これだ。
あまりのインパクトに、記憶に残っていた。
そこで、先生とここで昼食をとることにした。
東京、、、ですよね。
でも、かなりデフォルメされています。
こんな街だったかなー。。。
でも、いいんです。ドイツ人の「幻想」「イメージ」に合わせたものだろうから。
僕らにも、「ヨーロッパ」「ドイツ」の幻想やイメージがあります。
「ヨーロッパはかくあるべし」というのがあると思います。
と、同様に、こちらにも、「日本はかくあるべし」というイメージがあるように思います。
それを、「憧れ」といったり、「偏見」といったりします。
良くも悪くも、バイアスがある、と。
お店の中です。
上の写真の方、Yokoさんというらしいですが、「よう子」さんなのですね。
この習字の作品が凄いのかどうかは、僕には分かりません。
が、きっと、こっちの人には斬新なのでしょう。
ハンブルクの中心ともいえる内アルスター湖の目の前にお店があり、一望することができます。
いい場所です。
僕が知る中でも、もっともロケーションのいい日本レストランのように思います。
それが創業7年というのだから、驚きます。
ハンブルクは、本当に日本レストランに乏しいところといいますか、他の都市に比べるとあまりない気がします。
(一応、あるんですけどね、、、ニュージェネレーションの日本レストランがない!)
残念ながら、ラーメン系はありませんでした。ハンブルクは、本当にラーメンが食べられるお店が少ない。まともなラーメンも乏しいし、RAMEN AS POP CULTUREは存在していない(現時点で)。
ドイツ第二の大都市なのに…
***
今回は、大人しくお味噌汁と昼のランチ定食を。
味噌汁です。
見ようによっては、ラーメンっぽくもない器です。
しかし、ここまで仰々しくお味噌汁を食べる、というのも、、、
「ありがたいもの」なのです。=「あることがむずかしい存在」なのです。
味わいましょう。
シャケ入りのお味噌汁を頼みました。
なので、シャケがいっぱい。
これはこれでありかな。シャケの脂がいい感じでスープの表面に浮いていて。
ただ、根本的に「ダシ感」がないので、残念でした。
I先生は昆布のダシが、と申され、僕は煮干しの味がない、と言い…
ダシをめぐっても、日本同士、対立するものです(苦笑)
にしても、ダシ感がないのは、遺憾であります。
こちらが、SHIAWASEのお寿司セット(13€)です。
まぁ、見て楽しむ感じですかね。
アメリカ経由で入ってきたグローバル時代のSUSHIですね。
でも、そのグローバル時代のSUSHIにも、優劣があります。
優れたSUSHIは、本当に美味しいです。
前にそのI先生に連れていってもらったベルリンのお店のSUSHIは冴えわたるほど美味しかった。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/0954e3a0c8f72c12498f042b9eb52fe2
*げ、ベルリンのココロラーメンに二号店ができてんじゃん!!(驚愕)
ここのSUSHIは、いわゆるこっちのスタンダードクラスかな。
ただ、とても丁寧に作られているとは思いました。
こっちのレベルの低いお寿司屋さんは、出てきた時にすでに形が崩れていたりしますからね。
そういう意味では、「高級店」なのかもしれません。
やはり、SUSHIもRAMENも難しい料理です。
他の料理よりも、優劣がはっきりとでてしまう。
そこを今回、強く感じたし、学びました。
料理に関しては、「さすがは日本人だ」と思いますし、そこには強い誇りを感じます。
日本の食文化は、本当に世界最高レベルだと思うし、こっちの人にはなかなか真似できないことだと思います
(がゆえの問題-例えば食品廃棄、輸入依存、食糧過多-もあるわけですが…)