Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

MADE IN GERMANYの「最高のエフェクター」を探し求めて…

我がNEIN!の高速ギタリスト、SHOくんの「ご要望」にお応えすべく、またまたREEPERBAHNに来てしまった…

ここは、ドイツ国内、いやヨーロッパでも最大級の「歓楽街」。

(心配性の僕はあんま好きじゃないんだけど…)

この駅のすぐ上に楽器店があることを知り、やってきました。

*決めた。「REEPERBAHN」という曲を作る! これこそ曲にしなきゃならないタイトルだ!

地下鉄の駅を上がると、目の前に、「MUSIK MARKT」の文字が!!!

いい感じの老舗っぽい楽器店でした。

が、Shoくんの望むエフェクターはなく…

というか、エフェクターの種類自体がかなり少なく、、、

店員さんにも色々と探してもらったのですが、、、

ない、と。

ただ、ドイツのエフェクター会社で有名なのは、「Lehle」という会社らしいです。

http://lehle.com/JA/start

一つ勉強になった!

なんか、探究心が湧いてきた。

Lehleのエフェクター、日本に入ってきているんだろうか?!

他にどんなエフェクターを作る会社があるのだろうか?!

ギターの音は、いわばバンドのカラーを決める重要なもの。

好奇心がわいてきた。

そして、このお店の店員に、ハンブルク最大の楽器店を教えてもらった。

いざ、そこに向かう。

ちなみに、このお店、今年の2月に学生たちと訪れたビートルズ博物館のすぐそば。

なんですが、残念ながら、この博物館、「閉館」してしまったそうです。

「来る人が少なくて、続けるのが難しくなった」、と聞きました。

うーん、残念、、、汗

***

さて、向かうは、U3の「Feldsstrasse」。

上のMUSIK MARKTの店員さんによれば、「かつてのヒトラーがいた場所」、「ドイツではとても有名な歴史的建築物」、とのこと。

え? 

だって、楽器店でしょ。楽器店なのに、なんでヒトラーやら戦争やらと関係があるのか?!?!

しかも、それ、僕に分かるのか?!?!

そして、たどり着いたのがこの建物。

あのーですね。

日本じゃありえない、、、

建物に一切、お店の宣伝がないんです。

これ、絶対に楽器店って分からないから、、、汗

これ、戦時中なら、絶対にここが拠点だろ、という。

ゲシュタポの管理棟みたいな感じでした。

 

しかし、どうやらここらしい。

唯一の手がかりが、、、

どうやら、この建物にはFM局が入っているっぽいです。

http://www.byte.fm/

この時、「あ、ここだ!」って思いました。

勇気を出して入ってみると、、、

ありました!!!

Just Music。

http://www.justmusic.de/de-de

ひゃー、でかいでかい!!

ギターフロア、ピアノフロア、ベースフロア(ちょっと)、そして巨大なドラムフロア!!!

巨大な建物の中に、数えきれないくらいの楽器が並んでおります!

びっくり。

そして、ギターコーナーに行き、店員さんと交渉。

Shoくんが指定してきたのは、Palmerというドイツの会社のエフェクター。

しかし、店員さん(おそらく店長さん)は、あまりいい顔をしない。

「このPalmerという会社は、アンプやスピーカーの専門の会社で、エフェクターの専門の会社じゃない。あなたは、日本からわざわざドイツのエフェクターを求めてきたんだろ? なら、もっと素晴らしいドイツらしいエフェクター会社があるんだ!」

と、目を輝かせていうのです。

そして、目を輝かせて僕に示したのが、VAHLBRUCHという会社のエフェクターでした。

http://www.vahlbruch-fx.com/

この会社のエフェクターは、ドイツのみならず欧州全体のロックギタリストが憧れるものなんですって。

その中でももっとも「いいエフェクター」をいくつか紹介してもらい、試奏させてもらいました。

(VAHLBRUCH以外のメーカーのも)

 

「なぜこんな建物に楽器店が入っているのか」

その謎も分かりました。

 

こっちに来て、と店員に言われて、奥の部屋に連れていかれました。捕虜みたいな気分。

そして、奥の部屋に入ると、なんと試奏専用のエリアがあって、大量のアンプが並べられています。

凄い部屋だ…

そこで、店員さんが、ギターをいくつかもってきてくれ、エフェクターとアンプに接続してくれました。

「好きなだけ、音を出していいよ」

マジっすか?!?!

 

というわけで、5つのエフェクターを、かれこれ長い時間、試し続けました。

その中で、気に入ったのは二つ。

どちらも、さすがはゲルマン!という感じの骨太なエフェクト。

 

そして、決断しました。

うちのバンドにはこれだ!というものを。

 

そして、レジで会計をしていると、ドイツのいかにもといういかついバンドマンに、、、

「オマエ、これを買うのか?! これはめちゃめちゃいいぞ。Superだ! このエフェクターの音は本当にすごいんだ。それに、すげー高い。ドイツのギタリストでも、これをもっている奴はあまりいないぞ。オマエが使うのか? プレゼント?! そりゃ、いい!」

だって。

 

なんか、ギタリストっていいなぁー。

って、思いました。

 

で、その後、二階のドラムコーナーに行きました。

そしたら、すげードラムを見つけました。

ドラム全体が電気で光っているんです。クリスタルじゃない。ドラム全体が電気で白く光っているんです。

めちゃめちゃ欲しくなりました。

値段は、、、、

やめとこ。書くの。

でも、いつか、このドラム、買うぞー!と思いました。

これでライブをやったら、すげーだろうなーと。

でも、僕はまずはドラムのスキルをもっと磨かないとなー。

いいドラムをもってても、下手くそなら、話にならんわけで。

 

という感じでした。

 

ちょっとだけですが、ミュージシャンになった気分でした(爆)

やっぱ、音楽っていいや。

店員さんには、「なんで、あなた、そんなにドイツ語ができるのよ?!」と驚かれ、、、

「ドイツのロックが好きだから」と答えてみると、ニタニタしてました(苦笑)。

ま、リップサービスね。

ドイツのロックが好きなのはホントだけど。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ミュージック・コラム」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事