Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

消費税って?!

あんまり難しいことは分からないけど、消費税の議論について。

消費税って、5%だけど、その使われ方はちょっと複雑。

5%のうちの4%は国のお金、1%は地方消費税。
さらにその4%から1%分は地方交付税。
だから、国の取り分としては、3%。。。

その国の取り分の3%は、使われ方に決まりがあるそうだ。
一応、普通税なので、その使われ方に決まりがなんだけど、
消費税だけは、使い方の決まりがあるらしい。

その使い道は、社会保障費。年金や医療保険。
介護保険もあるけど、医療保険は今や超膨大。
もちろん年金もとんでもない金額になってる。

菅さんが消費税の議論をしよう!という意見には賛成。
だって、菅さん、団塊世代の代表だもの。
今、団塊世代の人たちは年金をもらう一歩手前の人たち。
一番人口の多い世代の人たちの年金、医療保険、
これは、団塊世代の人たちにとってみたら大問題だ。

団塊世代はうちの親世代なので、親近感はあるが、
とにかく熱い世代だと思う。学生運動も彼らが担い手だった。
彼らは、学生時代には反政府主義や共産主義に傾倒したが、
「いちご白書をもう一度」の歌詞のように、髪を切って、社会に出たら、
企業戦士として、バリバリ働いて、日本の繁栄を築いた。
当の団塊世代の人も、「僕らは180度方向転換をした」って言ってた。

いずれにしても、団塊世代の人たちは熱くて独特な世代だ。
(お金持ちが多い世代でもある?!)

団塊世代の人からすると、この消費税10%に反対する人はいないかな?
自分たちの年金や医療保険のお金は確保してもらいたいと思うから。

「無駄をなくせ」という反論も、実はすごく虚しい叫びじゃないかな。
年金や医療保険の費用はとんでもなく膨大な金額だ。
「社会保障関係費」っていうんだけど、それが28兆円くらい。
あと数年で、29兆、30兆円になるだろう。
無駄をなくすのも大事だけど、そんなレベルじゃない。

↓詳しくはこちらを↓
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/gakushu/hatten/page04.html

話は長くなったけど、消費税を反対する理由は何なのだろう?
生活が脅かされるとか、さらに税金を払わなければならないとかって言うけど、
年金や医療保険が崩壊する方がよっぽど恐ろしいんですけど、、、
国民皆保険制度を破たんせよって言いたいのかな??
年金もらえなくていいのかな?
上のサイトを見ればわかるけど、どれも必要なものばかり。
(防衛費4兆円っていうのは、、、どうなんでしょうかね?!)

政治家の仕事は、色々あるけど、社会保障を守ることだと思う。
子ども、障害者、高齢者、困窮者たちの生活をみんなの税で支えることだと思う。
もちろん無駄をなくすことは大事なこと。
でも、きりつめきりつめの議論をしても、限界はある。
この数年で、年金受給者の数は一気に増大するだろう。
そうすると、この時期に消費税の議論をすることは不可避なのだ。

ドイツやヨーロッパ諸国に行くと、消費税の考え方が変わる。
レストランで食べると異様に高いのだ。お金がかかる。
でも、スーパーは異様に安いのだ。その裏に消費税のからくりがある。
自炊をする分には生活しやすい。けど、外食はとにかく高い。
駅近のキオスクで買うミネラルウォーターは、スーパーの水の倍くらいする。

欧州の消費税が正しいかは分からないけど、
できるだけ格差を縮めようと努力していることは分かる。
お金持ちの道楽には思い切り税をかけて、生活品は安くする、と。

もはや、消費税の増税は不可避だろう。
いずれ消費税はあがるのだ。仕方ない。
医療技術が進化して、平均寿命が延びて、高齢者が増えれば、
それだけ社会保障費も増大するわけだ。

今の日本社会は、根本的に贅沢な国だ。
いや、贅沢な生活をみんなが求めている国だ。
一度、贅沢を知ってしまうと、なかなかそこから脱せなくなる。
戦後~90年代の右肩上がりの成長を前提に話をすると、無理がでる。
(ただ、それでも一部の成功者がいるから話がややこしくなる)

日本人の暮らしは、基本的に贅沢なのだ。
車をもっている人は贅沢なのだ。
外食する人は贅沢なのだ。旅行をする人は贅沢なのだ。
音楽をする人、写真、アニメなどを楽しむ人、全部贅沢なのだ。
健康の維持、有機野菜、形のそろった新鮮な食材、、、
どれも贅沢なのだ。

今一度、足元をみるべき時に来ているんじゃないかな。
僕だって、消費税10%は嫌だ。嫌だけど、肯定する。
だって、社会保障費がどうやっても足りないんだもの。
しかも、それは他の費用とは比べ物にならない桁なのだ。
(とはいえ、もちろん無駄はなくしてほしい)

ただ、そうなると外食産業のダメージはでかくなるだろう。
あるいは、贅沢品で儲けている企業の打撃もでかいだろう。
第三次産業全体がダメージを喰らうことになるはずだ。
なぜなら、第三次産業自体が贅沢な産業だからだ。

けれど、日本には自然があり、山があり、海がある。
復古主義と言われるかもしれないが、
もう一度、第一次、第二次産業を見直して、
生きることと食べること、生活することという視点から、
未来の僕らの生活を考えていくべきときじゃないかなって思う。

だから、僕はエピクロスにこだわっている。
エピクロスは、自然で、かつ必要な欲求を満たすことが幸せだと説いた。
それは、食べる欲求と寝る欲求、安全への欲求だ。
それさえ満たされれば、人間は幸せになれると訴えた。
パンと水があって、衣食住があれば、友とのんびり語れる。
友達がいれば、人生は楽しい。基本の快と友愛、だ。

ま、とはいえ、政治の世界はとてつもなく難しい。
僕には知り得ないし、分かり得ない。

ただ、消費税の議論は、否定してもしょうがない議論だとしか思えない。
それをなんか「とりあえず批判しとけ」って批判しているメディアがイヤ。
で、「消費税があがるのはいやですねー」っていう意見ばかりを垂れ流す。
やっぱ、おかしいと思うんだよなー。。。

はい。つぶやき終了☆
(僕にはツイッターでは短すぎるんです。つぶやきが長いので

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