まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

スーパーショット(京楽、デジパチ)

2015-10-18 11:54:25 | 現金機デジパチ

ゴルフ好きの方ならご存知と思うが、本日は、ゴルフのメジャー大会の1つ、「日本オープンゴルフ選手権」の最終日である(兵庫、六甲国際ゴルフ倶楽部)。

唐突な書き出しで恐縮だが、実は昨日、TVで日本オープンの決勝ラウンドの中継を見ていたら、なかなか面白い展開で画面に見入ってしまった。

スポーツ観戦全般を好む私は、ゴルフにとどまらず、野球、サッカー、ラグビー、相撲…と、様々な競技をTVで観戦するのを常とする。昨日はたまたまNHKを付けたら、ゴルフ中継をやっていた…という次第だ。

昨日のラウンド終了時点では、若手ホープの小平智プロが、-13で首位をキープ。それを2打差で追うのが、ディフェンディングチャンピオンの実力者、池田勇太プロ。また、アマチュア高校生の金谷拓実(若干17歳)が5位と、プロ相手に大健闘。さらに、5位以内につけた二名の韓国人選手も、虎視眈々と首位の座を狙う。当然、最終日も熾烈なトップ争いが予想される。

果たして、最後にはどんなドラマが待ち受けているのか…もっぱらTV観戦専門だが、勝負の行方を見守りたいと思う。


さて、昨日、この大会を観戦中ふと思ったのが、「そういえば1990年代は、ゴルフをモチーフにしたパチンコ台が、ちょくちょく出ていたな」という事である。

別に、腐るほど沢山の「ゴルフ台」がリリースされた訳ではないが、いわば定期的に、まるで思い出したかのように、ゴルフをテーマにしたデジパチ、権利物、ハネモノなどがリリースされた。

まぁ、ゴルフに限らず、メジャーなスポーツを題材にした台は元々多いので、その一環ともいえる。或いは、「玉入れ」繋がりかもしれない。但し、パチに比べると、スロの「ゴルフもの」というのは圧倒的に少ない。

そういった訳で、今回はこの機会を利用して、90年代の「ゴルフ」台にどんなものがあったか、自分の判る範囲でまとめてみた。それが、以下のリストだ。


    1990年代に登場した、「ゴルフ」絡みのパチンコ台、パチスロ台リスト


(デジパチ)
・プリプリショットP-2(西陣)1992年
・遊ぶんジャー(京楽)1993年 ※大当り図柄の「12」がゴルフ
・アルバトロス(高尾)1994年
・バーディー天国(豊丸)1994年
・スーパーショット(京楽)1994年
・フィーバーホリデーGP(SANKYO)1995年 ※大当り図柄の「1」と「2」がゴルフ
・いれてなんぼ(涙のバーディー3、炎のイーグル、アルバトロス2)(大一)1998年
※タヌキが主人公
・CRいれてなんぼ(WIN2、ビクトリー2)(大一)1998年
・CR南極カントリー倶楽部(4,6)(大一)1999年 ※ペンギンが主人公
・織部金次郎(X,K)(サミー)1999年 ※映画タイアップ
・CR織部金次郎(F、S、V)(サミー)1999年

・(現在調査中)ドリームガールズ(奥村)1994年 (権利物は「ガールズDX」)
※図柄が「スポーツ」絡みなのは覚えているが、ゴルフがあったかを失念。調査を続ける。


(ハネモノ)
・スーパーゴルフ2(マルホン)1991年 ※電チュー搭載。マジカペのパ〇リで有名に
・バーディーチャンス(マルホン)1991年 ※こちらも電チュー搭載のゴルフ台
・マスターズ(平和)1993年
・レディースオープン(ED、1,2)(ニューギン)1994年 ※大ヒット(特にED)
・CRレディースオープン(ニューギン)1994年


(権利モノ)
・スーパーゴルフ(2,3,4)(京楽)1992年
・ミラクルショット(マルホン)1992年 ※機種名が、いかにもゴルフっぽい
・ホールインワン(豊丸)1994年
・マスターズ(まさむら)1994年 ※京楽スーパーゴルフのリメイク
・ショット&シュート(SANKYO)1995年 ※ゴルフとバスケットがモチーフ
・CRパットマン(SANKYO)1996年


(一般電役)
・CRビックリパット7(西陣)1995年


(パチスロ)
・ホールインワン(山佐3-2)1991年
※90年代スロを代表する、ゴルフ台(他にないから…)


~90年代以外の機種だが、リストに入れておきたいもの~

(一発台)
・カップイン(ニューギン) 1989年 ※機種名と二段クルーンがゴルフを想起

(ハネモノ)
・ホールインワン(2号、3号)(三洋)1988年 ※昭和末期の名機
・アルバトロス(平和)1988年 ※天下チャッカー、アタッカー、二段チューの変則構造
・スーパーゴルフP-1(豊丸)1989年 ※1チャッカーが役物左右脇(クルーン真下)にある
(単に「ゴルフP-1」と表記する資料も)

(パチスロ)
・アルバトロス(バルテック、1.5号機)1987年
※いかにもゴルフチックな名称だが、上下パネルには「鳥」のイラスト。おそらく、直接的には「アホウドリ」をモチーフにしたものだろう…。
・イーカップ(エレコ、4号機)2001年 ※個人的に、打ちこんだ台。勝つのは大変だった…
・キタチャンカントリー(北電子、4号機)※これも入れておきたい。何気に面白かったし




で、今回は、当ブログの趣旨に鑑み、上記各台の中でも、あえて「マイナー」なものを取り上げる事にした。まぁ、いつもながらの展開である。「へそ曲がり」と言われても、別に気にならない。


という訳で、紹介するのはコチラの台だ。




1994年(平成6年)に京楽から登場した現金機デジパチ「スーパーショット」



★カラー液晶モニタ搭載
★賞球…7&15
★大当り確率…1/205
★大当り図柄…「1~15(数字)」の各三つ揃いと「787」 (計16通り)
★最高16ラウンド継続
★出玉:2400個
★意図的な連チャン無し(ノーマルデジパチ)
★当時の実戦店…新宿中央口「メトロ」(現存)



当時、ガンガン箱を積んだ記憶こそないが、確率が甘めでハマリを恐れずに勝負できた。

また、普段のデジタルの動きやリーチアクションが、ジンワリと私の「ツボ」を突いたのも事実。

同時期に人気機種だった、同社の「アップルライン」と比べると、マイナーな印象が強い本機。

しかし、旧要件の頃から京楽デジパチの武器だった「デジタルの動きの魅力」は、しっかり詰まっていたと思う。今回は、その香ばしいデジタルアクションを中心に、説明してみたい。



左・中・右の各デジタルは、もちろん、白いゴルフボールを模したもの。このデジタルは、通常、緑まぶしいティーグランドの上で静止している。

始動チャッカー入賞で、液晶内の男性ゴルファーが、3つのボールを「左⇒右⇒中」の順に、次々と打ち上げる。すると、3つのボールは手前に近づいて、1~15の何れかで止まる。

左右がゾロ目ならリーチで、中デジは速度を落としてスクロールを継続。

ここで、中デジには、「リーチ図柄の1コマ手前から必ずスタートする」という、明快な法則があった。例えば、「5」でリーチが掛かったら、中デジは「4」から始まる訳だ。

そして、リーチになると、画面下半分がティーグラウンドからグリーン(横視点)に切り替わる。

この画面になって、左端に立つゴルファーが狙いを定めてパットを行うと、ボールは右端のカップをめがけて転がる。玉の軌道は、直進、フック、スライスの3パターン。画面の上半分では、中デジが低速スクロールを続ける。

パットした玉がグリーンの途中で止まってしまえば、中デジもハズれる。一方、玉が転がって、中デジが大当りの6コマ手前まで届くと、カップ付近を拡大した「ズームアップ」の視点に切り替わる(サウンドも派手に変化)。

これを、演出上の「スーパー突入」といえなくもないが、ズームアップになったからといって、特に当り易い訳でもなく、普通にハズれる。但し、ズームアップにならないと、絶対に当らない。

なお、当時の京楽は、大当り期待度の高い「スーパーリーチ」と、外れの多い「ノーマルリーチ」を搭載するのがデフォだったが、本機にはそういった類の「激アツスーパーリーチ」がない。

それでも、ズームアップになると、拡大された玉がカップにどんどん近づいて、期待度もアップする。最終的に、カップインに成功すれば、大当りとなる訳だ(ゴルファーがガッツポーズを決めて、「大当りヤッタネ」のメッセージが出現)。

カップインのパターンには、(1)玉がスムーズにカップの中に落ち、中デジも大当り図柄でビタ止まりするものと、(2)カップ手前で一旦止まり、中デジも1コマ手前で外れた後に、再び転がってカップインする(中デジも1コマ進む)「二段階」とがある。二段階は大当り確定。

一方で、ズームアップに切り替わった後、「カップインした」と思ったら、勢い余ってカップの外にポンと飛び出してしまう、悔しいハズレパターンもあった。この場合、中デジは「プラス1コマ」でのハズレとなる。


ここで、本機のリーチで特筆すべき事がある。それは、「111」「555」など、通常の3つ揃いに加えて、7のリーチに関してのみ、「787」、即ち中デジが「プラス1こズレ」でもOKだった…という点だ。当然、7リーチが掛かれば、期待度も倍増する。

しかも、中デジの移行コマ数は、最大「17コマ」。一方、中デジのスタート地点は、リーチ図柄の1コマ手前なので、リーチ後の中デジは、どんなに長くても「1周プラス1コマ」の地点で止まるのだ。つまりは、最大で「1コマプラスハズレ」となる訳だが、7リーチの場合、「787」でも大当りとなる為、中デジが「6」を超えた瞬間に、大当りが確定する(「8」を過ぎる事はない)。なので、「7リーチの6越え」が、ある意味、本機でもっともアツい瞬間といえた。



…まぁ、こんな感じで、液晶の動きを存分に楽しめたから、たとえ収支がトントン程度でも、打ち終わりには十分満足できたのだ。

件の「メトロ」での勝負終わりには、店近くの裏路地沿いにあった小さなラーメン屋「山田屋」で、ただのラーメンを食べるのが定番となっていた。まぁ、あの頃のパチ屋と場末のラーメン屋というのは、見事なまでに雰囲気がマッチしていたな。


さてさて、本日の「日本オープン」の結果が、今から楽しみである。それでは。