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トラベルチャンス2(三洋、デジパチ)

2017-03-04 17:53:30 | 現金機デジパチ




1994年(平成6年)に三洋から登場した現金機デジパチ
「トラベルチャンス2」


★カラー液晶モニタ搭載
★賞球…6&13
★大当り確率…1/213
★最高16ラウンド継続
★出玉…約2000個
★意図的な連チャンの無いノーマル機
★無制限用スペック
★大当り図柄…3、7、飛行機、船、及び8種類の「国旗」(計12図柄)
★5ライン有効(大当りパターン60通り)
★兄弟機
トラベルチャンス7(1994)
⇒大当り確率は1/211と甘め。賞球7&15、出玉2300個(一回交換、LN用)。
CRトラベルチャンス2(1994)
⇒大当り確率は「1/230、1/254、1/284」(3段階設定付)。出玉2300個。
全12図柄中、3か7で大当りすると、プラス2回の確変に突入(突入率1/6)。
確変突入率(継続率)が低い代わりに、大当り確率が甘めに設定されていた。





今思えば、ごく普通のノーマルデジパチだった。初打ちは新宿・歌舞伎町の
「モナミ」。特段、大勝ちした機種ではないが、「国旗が図柄」というのは
案外と記憶に刺さるもの。22年以上の月日が経っても、色褪せず覚えている。
果実や花などのありきたりな図柄と違って、国旗の三つ揃いはどこか豪華な
印象も受けた。


日本、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス辺りの図柄は「定番」と言う
感じもしたが、インドや韓国、さらには北〇鮮も図柄に採用されていた。
まぁ、当時ならではの図柄選択という感じがする。無論、今ならありえない
訳だが…。また、ダブルリーチとなるパターンも複数存在。日本ーアメリカ、
イギリスーフランス、カナダーインドなど、当り障りない組み合わせに加え、
韓国ー北〇鮮の「禁断のダブルリーチ」も存在。因みに、北朝〇と7のダブル
リーチもあった。


デジタル停止順は「左⇒右⇒中」。リーチパターンは、ノーマル、アメドリ、
高速の計3パターン。アメドリ(中デジが大当り図柄に近づくと超スロー)は
ジリジリさせる割に、よく外れた記憶がある。なお、リーチが掛かった時に、
画面右下にカワイイ子供の魔法使いキャラが登場すると、「SP予告」。この
魔法使いは「杖」を持っていて、登場後、図柄に向って杖をかざす。杖から
星が出ればSP突入が確定となり、アメドリか高速にのみ発展。出てくる星の
数が多いほど、期待度もアップ。一方、杖から星でなくハテナマークが出ると、
ノーマル確定。なお、ノーマルは一旦ハズレ後、再始動して大当りする事も。
計3パターンのリーチに魔法使い予告を加味した、割とシンプルな演出では
あったが、派手な演出・発展の連続で過度に期待を煽るより、当時の機種は
どれも演出がスッキリしていて潔かったな…と思う次第だ。


なお、大当り中は、同時期出回った「CRFワールドI」(SANKYO)などと
同様、世界各国を旅して回る画面に。図柄になっている国々の「名所」が
次々と登場する。日本は富士山、フランスはパリの凱旋門、カナダでは
ナイアガラの滝、イギリスはビッグベン、といった具合だ。また、この時、
各国に合わせたBGMが流れてくるのも面白い。日本は「さくらさくら」の
古風な旋律、パリはお洒落な「オー・シャンゼリゼ」。他にも「80日間
世界一周」のテーマや「エレクトリカルパレード」など、様々なメロディが
用意されていた。出玉面はアッサリしていたが(連チャン規制期だったので、
やむ無し)、図柄、音楽、液晶演出など、遊技面で強く印象に残る一台だ。


余談だが、「トラベルチャンス」というと、中学辺りラジオで聴いていた
明石家さんま「ブンブン大放送」の名物だったお色気コーナーも思い出す。
「クイズ百人に聞きました」の関口宏と共に…。


(三洋「トラベルチャンス2」の項、了)