過去記事に頂いたコメントの中に、「花らんまん」(西陣、新要件デジパチ)の型式名に関する質問がありましたので(「花らんまん」の正式な型式名を「ルーキーVX」と記事で紹介した事に対して、両者は別機種ではないのか、との質問)、本記事にて回答させて頂きます(今後、同様の質問が来る可能性もありますので)。
(1)「花らんまん」の型式名は、「ルーキーVX」です。これは、複数の資料で確認済みですので、間違いないと思います。
・花らんまん(ルーキーVX)…大当り確率1/236、電チュー付き、スーパーリーチなし、連チャン率20%
(2)一方、頂いたコメントで引用された「93'前期パチンコ攻略ハンドブック」(白夜書房)は、当方所持していませんので、画像・内容の確認が出来ません。ただ、もしも同文献に掲載された画像が以下の機種なら、それは「ルーキーVXP-2」という別の台です。
・ルーキーVXP-2(大当り確率1/236、電チューなし、スーパー(高速)リーチあり、連チャン率15%。当該文献で、コチラを「ルーキーVX」と紹介しているのであれば、それは「誤記」です。
「花らんまん」(型式名は「ルーキーVX」)と「ルーキーVXP-2」(型式名も「ルーキーVXP-2」)は、1992年(平成4年)に同時発表された兄弟機種です。型式名から、花らんまんが兄、P-2が弟に当ると思われます。この2機種以外に、「ルーキーVX」シリーズは存在しない筈です。
(「花らんまん」の型式名(ルーキーVX)と、「ルーキーVXP-2」との関係に言及した記事…パチンコ攻略マガジン92年9月号より)
大当り確率が全く同じ(1/236)で、同一の3色ブロックデジタルを使用している為、攻略誌等でも両者の型式名を混同する事がありました。同じ「ルーキーVX」シリーズでも、「P-2」の表示を付けるか付けないかで、全く別の台になってしまいます。これは推測ですが、件の「93前期パチンコ~」では、「P-2」の表記を誤って付け忘れたものと思われます(ご意見、お待ちしております)。
両者は、コメントでご指摘のように、リーチアクションや電チューの有無などの違いがあります。もちろん、ご覧のように盤面も全く違いますし、また連チャン性についても、「花らんまん」の方がやや強くなっています。
以上、「ルーキーVX 」(花らんまん)と「ルーキーVXP-2」という異なる二機種が存在する事を、ご理解頂けたでしょうか。
(「花らんまん」(ルーキーVX)と「ルーキーVXP-2」を並べて紹介した当時の記事…1992年10月発行、白夜書房「デジパチ必勝ガイドVol.5」より引用)
ちなみに、「花らんまん」系のブロックデジタル(←これも「ルーキーパステル」シリーズの発展形ですが)を採用した後継機に、「宇宙伝説」と「ルーキーVZ」というのもあります。
宇宙伝説(大当り確率1/237、賞球7&15) ルーキーVZ(確率1/237、賞球7&13)
この両者も、同時発表(92年10月登場)された兄弟機で、確率やゲーム性(数字の大当り後30回転は、小デジタルが確変状態に入る。数珠連チャンもあり)は同じですが、賞球数が違っています(VZは無制限タイプ)。ご参考まで。
以上をもって、コメントに対する回答とさせて頂きます。
(註)本記事は、一定時間経過後、タイトルを「花らんまんとルーキーVXP-2」に変更します。悪しからず。
ご指摘の通りルーキーVXP-2の写真をルーキーVXと紹介していました。
攻略マガジンの記事にもありますが、兄弟機といっても趣がだいぶ違いますね。