「パチンコ」と、数字の「7」。
両者は、切っても切れない密接な関係にある。この事を否定するパチンコファンは、よもやいないだろう。
昔から、大当りの象徴といえば「777」(スリーセブン)だし、「ラッキーセブン」というゲン担ぎの言葉もある。
昭和50年代の「フィーバー機」ブーム以来、パチンコ業界は数字の「7」を優遇してきた。打ち手にとっても、やはり7は有難い数字である。
まぁ、これは昔からよく言われている話で、別段面白くはない。
面白いのは、「パチンコ」という言葉自体が、実は数字の「7」と強い繋がりを持つ点である。
「何だか、良く判らない」という声が上がりそうなので、ちょっと解説を加える。
「パチンコ」のアルファベット表記は、「PACHINKO」である。
このアルファベット8文字に、「パチンコ」と「7」の関係性を示す秘密が隠れているのだ。
アルファベットはA-Zの26文字。では、「PACHINKO」を一文字づつ見た時に、それぞれ、Aから数えて何番目の文字かを検証してみよう。
P⇒16番目。 A⇒1番目。 C⇒3番目。 H⇒8番目。 I⇒9番目。 N⇒14番目。 K⇒11番目。 O⇒15番目。
一つ一つ数えていくと、上記の結果が出る。これは、別段難しい作業ではない。
それでは、出てきた数字を、全て足し合わせてみよう。
16+1+3+8+9+14+11+15=77
!!!!!
驚くなかれ…全てを足すと、なんと合計が「77」になるのだ。
「PACHINKO」というキーワードには、「77」という幸運の数字が、もともと内包されていたのである。
信じるか、信じないか。それは、あなた次第です…(やりすぎ都市伝説風に)
これを、単なる偶然と捉えるか、それとも、「パチンコ」という造語に込められた、深いメッセージと見るか。それは、各人の自由である。
しかし、パチンコとはそもそも「偶然性の連続」を楽しむものであり、こうした「偶然の一致」に目を向ける事も、大切ではないだろうか。
因みに、上の「77」のアイディアは、実は私のオリジナルではない。20年前の攻略雑誌で取り上げられたネタだが、出典がガイドなのかマガジンなのか、はたまたパチンコファン誌なのか、残念ながら失念した。
どうも文末が締まらないので、最後に、「77」絡みの昔懐かしい権利モノ画像をアップする。
平和の2回権利物「オリンピア」(1992年)。
名機「サイクロン」の後を継いだ新要件機。ただ、「77」絡みで紹介しておきながら、画像ではデジタルが「33」となっており、やはり最後まで締まらない感じがする…。
セルに描かれているキャラは、「サイクロンの男」ならぬ「オリンピアの玉ちゃん」か。
盤面中央の2ケタデジタルに「33」「77」が出ると、大当りのチャンス(デジタル確率…1/55)。
数字が揃ったら、まず左上の電チューに玉を入れ、デジタル下の2回開きチューリップを開放させる。次に、弱め打ちで盤面左の回転体に玉を入賞させる。回転体には穴が二つあり、2回開きチューリップへのワープルートとなっている方に玉を入れると、2回開きチューリップ経由でその下のヤクモノ(振り分けなし)に入賞して、権利が発生。後は、右打ちで出玉を増やす。
1回目の権利が終了したら、再び弱め打ちで左側回転体のワープ穴に入賞させる。出玉は約4300個である。権利獲得までの手順が非常にややこしいが、サイクロンを知るオールドユーザーならば違和感なく打つ事が出来た。