昭和の名機紹介…エアプレーン(平和、ヒコーキ)
1985年の規則改正を受けて平和が送り出した、同社の旧要件ハネモノ第一弾。西陣の「レッドライオン」と人気を二分した。
※なお、当方所持の資料には、エアプレーンを「昭和57年(1982年)ごろに登場」と紹介するものもある。もしそうならば、本機はいわゆる「10カウント規制」前の登場という事になるが、残念ながら1990年以前のパチンコ実体験が無い私には、確認の術がない。今後、調査を進めていく。
⇒⇒その後、たけきちさんより補足コメントを頂きました(2015.8.14)。本機は「昭和60年(1985年)夏」リリースとの事です(よって通説が正解、57年説はガセとします)。貴重な情報提供に感謝致します。また、何かお気づきの点がありましたら、お気軽にコメント下さい。
私の知る1990年代前半には、当然「希少台」扱いとなっており、地方に細々と生息していた。
資料では、1994年の時点で栃木の「S共」というホールでの設置が確認されている。
昭和のヒコーキ台独特の喧しいハネ開閉音は、インパクト絶大。
大当り中は、飛行機の背後に摩天楼のイラストが出現、光と音に合わせて上下に動く。
三共の「ブルーエンジェル」なども、背景が動くタイプだが、迫力や臨場感はエアプレーンに遠く及ばない。
本機はいわゆる10カウント機だが、1985年の規則改正前のヒコーキ台には10カウント規制がなく、一度の大当りでかなりの出玉が稼げることも多かった(寄り釘が悪く、ハネが空振りする場合はその限りではないが…)
以下、10カウント規制のないヒコーキ台と規制付きの台を、幾つか例を挙げて紹介する。なお、カウント規制が入った1985年2月以前に10カウント付きの台が存在したかについては、今後調査を続ける。
10カウントなし
平和…ゼロタイガー、etc
京楽…スーパーワンダー、etc
西陣…スペースジャガー、etc
三共…ギャラクシーダイバー3号、etc
三洋…グラマン、etc
大一…ファントム、etc
奥村…スクランブル、etc
瑞穂…ゼロ戦、etc※ゼロ戦(零戦)といえば「平和」が有名だが、瑞穂の台もあった模様(確認中)
マルホン…セイバー、etc
10カウント付き
平和…ビッグタイガー、キングタイガー、タイガーエイトMK10、コスモタイガー、ジュピター、etc
西陣…荒鷲2号、ゼロアタック、ミスタージャガー、etc
三共…ギャラクシーダイバー8号、etc
三洋…グラマンB、グラマンエイト、etc
大一…スカイホーク2、ハリヤー、etc
マルホン…シュミット、etc
豊丸…バトルナイト、etc