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BC20000(サミー、4号機)

2012-12-10 19:15:17 | パチスロ4号機

1997年(平成9年)にサミーから登場した4号機「BC20000」

 

★ボーナス確率

      設定1    設定2    設定3    設定4    設定5    設定6

BIG             設定1~5共通 1/2340.57             1/2048.00

REG 1/234.06  1/227.56  1/207.39  1/199.80 1/192.75   1/188.32

集中 1/1092.27 1/1024.00 1/963.76 1/910.22 1/862.32  1/780.19

集中パンク                 全設定共通   1/159.07

集中パンク(含7パン)        設定1~5共通 1/148.95          1/147.60


80年代末~90年代の「サミー系」といえば、2号機の「アラジン」(ニイガタ電子)に始まり、3号機「アラジンII」「ミスターマジック」、4号機でも「スーパーヘビーメタルA」「アラジンマスター」「アイアンフック」という具合に、代々シングルボーナスの集中役を「お家芸」としてきた。ただ、一撃の爆裂度で見ると、3号機以降の後継機は、いずれも初代アラジンに遠く及ばなかった。

さて、97年にお目見えした本機も、サミーお得意のシングル集中をウリにしていた。「BC20000」の機種名からも判る通り、従来の「A-Cタイプ」とは異なり、ビッグ獲得枚数が270枚程度に抑えられた「B-Cタイプ」である。

B-Cタイプ4号機は、「キングオブカリブ」「ハリケーン」(ユニバーサル)に次ぐ第3弾。前2機種がレギュラーボーナス非搭載だったのに対し、本機は完全にレギュラー主体のゲーム性になっている。クレジット連チャンなど頻繁にバケが来るため、通常時の投資が抑えられる上、レギュラーでの集中パンクもなく、大量獲得にも一役買っていた。

一方、ビッグボーナス確率は、全設定で2000分の1以下と極度に低い。しかし、7パンが減る分、集中役での出玉が期待できるスペック。また、純粋なパンク確率は、キンカリと同じ約1/160(スーヘビ、アラマスなどと比べて低い数値)で、7パンを考慮すれば爆裂度はBC20000の方が上といえる。


 

新宿・歌舞伎町の「日拓2号店(ジャックポット)」地下フロアが初打ち。以後も、大抵この店で追いかけていた(過去のスランプグラフが出るなど、当時としては台上のデータランプが充実していた)。すぐ近くの「エルニド本店」2階フロアでも、たまに打った記憶アリ(「エルニド3」と比べると、通う頻度は少なかったが…)。

ただ、当時の感想としては、「あまり勝てなかった機種」というのが正直なところだ。散々揉まれた挙句に、「展開負け」を喰らう事が多かったんだよな…。普段は引けない低確率のビッグが、集中に入った途端に揃ったりして、「何で集中よりビッグを先に引かないんだ、コノヤロー」と思う事もたびたびあった。

 

新宿・日拓2号店(「ジャックポット」時代、1993年。BC20000の頃は、店名も変わっていたかもしれない)

 

新宿「エルニド本店」(閉店)…旧・コマ劇セントラルロード沿いのスロ専。本店よりも、姉妹店「エルニド3」の方に多く通っていた。1Fのシルバーブレットが懐かしい…。


 

「BC20000」という名称の通り、紀元前20000年の石器時代がモチーフの本機。メインとなる2種類のレギュラーボーナスには、原始人(少年)の絵柄を採用(赤:骨を咥えた少年、緑:棍棒を持った少年)。他にも、石板に描かれた7(ビッグ絵柄)、骨付き肉(8枚役)、卵(リプレイ)など、個性的な絵柄が多い。

 

また、本機最大のウリであるシングル集中役には、「マンモスラッキー」という香ばしい名前が付いていた(酒井法子の「ノリピー語」そのもの…)。一応、シングルボーナス絵柄の青いマンモス(マンモクン)に因んだネーミングではある。そういえば、ストップ音もマンモスの「ドスン」という足音だったな。

 

集中役に入ると、通常時1/24.82のマンモス(4枚+SIN15枚)出現率が10倍の1/2.48にアップ。1ゲーム当りのコイン増加速度は、プラス4枚を超える。但し、シングルにはJACハズレもあった。メーカー発表では、平均集中継続ゲーム数は150ゲーム、平均獲得枚数は700枚となっていた。

 

集中役突入は、当選プレイの第3リール停止直後に、リール右のランプで告知される。このランプは、レギュラーボーナスが成立すると一旦消えるが、レギュラー終了後に再点灯する。この「消灯」→「再点灯」を繰り返してコインが増えていくのが面白かった(ビッグではパンク)。まれに、レギュラー後に再点灯せず「えっ?」と驚かされたが、あれはREG直前にパンクしていたんだろうな…。

 

(「MAMMOTH LUCKY」と描かれた集中告知ランプ…ようやく点灯したと思ったら、即パンであっという間に消える事も多かったな…)

 

ランプ告知の他、本機では「音による集中告知」という変わった機能も備わっていた。シングルボーナスが揃った時の効果音が3種類あり、そのパターンによって、集中かどうかを判別できる、というものだ。

具体的に説明すると、シングル時のサウンドには「電子音(ギューン)」「マンモスの鳴き声(パオーン)」「電子音+ピキーン」の3パターンがあった。通常時のシングルは、大抵が「電子音」か「マンモス」なのだが、集中に入ると、マンモスと「ピキーン」、特に後者の出現率が大幅に上がる。シングル揃い時の音で、集中の期待感を煽っていたのだ。

ただ、実際には、集中成立プレイの最終リール停止後に、告知ランプが点灯する(シングルが揃わなくても点灯)。その為、この「サウンドリーチ目機能」は、ランプが生きている店では、ほとんど役に立たなかった。まぁ、あえて告知ランプをテレカ(←死語w)などで隠せば、それなりに面白くはなったが。

 

本機のリーチ目は、ボーナス絵柄の一直線目、山型、谷型、小山型、小谷型、L型、逆L型など、判り易い形が多かった。100%入りの鉄板目もあるが、ガセの形も多い為「チャンス目」的な存在と言える。

 

ビッグ中のリプレイハズシについては、メイン小役(8枚)が1/2.05と高く、ある程度の効果が見込めた。但し、ビッグは普段なかなかお目に掛かれず、変則打ちは8枚役のこぼしも発生、さらにパンクのリスク(JAC・IN確率は1/4.00)まで考えると、あえて狙う意味があったかは疑問である。やはり、本機は「集中プラスREG」で増やしてナンボの台であろう。



3 コメント

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マンモスラッキー (毒天使)
2012-12-11 00:53:46
のりピー語のくだりに吹いた。
更にテレカて。笑

台は思い出せてもマンモスラッキーは知らなかった。思い出せないんじゃなく、知らなかった。笑
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Unknown (折口)
2012-12-11 15:04:17
懐かしい
宮前平でよく打ちましたね
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Unknown (あなろぐ)
2012-12-11 18:34:55
↑はて?宮前平のどこだんべ、、
ワールド??
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