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フィーバー大相撲II(SANKYO、デジパチ)

2012-09-20 18:10:08 | 現金機デジパチ

1992年(平成4年)にSANKYOから登場した現金機デジパチ「フィーバー大相撲II」

 

相撲のデジパチといえば1993年の「綱取物語」(平和)が有名だが、本機の方が綱取よりも先に登場した。なお、93年には三洋からも「大相撲」というドットデジパチが出ている。

この時期、世間は「若貴フィーバー」で盛り上がっていた。横綱・貴乃花(当時は「貴花田」)が、92年初場所で19歳5か月の若さで幕内初優勝、秋場所で2回目の幕内優勝、そして九州場所では史上最年少の年間最多勝を受賞(兄・若花田も、翌93年3月に幕内初優勝を果たす)。三共が、当時の相撲ブームにあやかったとしても、何の不思議もない。

 

本機は、どの店にも入っているようなメジャー機種ではなかったが、見かけると「おっ、相撲の台だ」と、ついつい座ってしまう魅力があった。ドラムに描かれた力士や軍配などの絵柄も個性的だった。

 

何といっても、大当り後の「数珠繋ぎ連チャン」が、本機の大きな特徴である。導入当初は、仕組みを知らない人が即止めした後の「ハイエナ」も美味しかった。ただ、初当り確率が非常に低く、ヘタに追いかけると痛い目に合った。

 

「フィーバーレジェンド」を思わせる小型ドラムを搭載。左右テンパイでリーチがかかると、中デジタルは2段階でスロー回転する。このアクションは、先行機の「フィーバーアタックGP」で初採用されたもの。

 

★賞球7&15

★大当り確率…1/265

★最高16ラウンド継続、出玉2400個

★大当り絵柄…トロフィー、力士の顔、軍配、「金星」、「大・相・撲」(赤)、「大・相・撲」(青)、「大入」、「祝儀袋」の計8種類

停止順は左⇒右⇒中。有効ラインは中段、右下がり、右上がりの3ラインで、Wリーチも4パターンある(上の画像は「大・相・撲」のWリーチ)。ドラム上の7セグはラッキーナンバー用デジタル。

 

★大当り後の数珠繋ぎ連チャンあり(数珠連率…25.4%)

⇒大当り後、最初のハズレリーチまでの間、大当り確率が1/53にアップする(天国状態)。ハズレリーチ後は、元の確率(1/265)に戻る。

⇒リーチ確率は1/18であり、実質的な数珠連チャン率を計算すると、25.4%となる。もちろん、リーチの引き次第では、天国状態が長引くこともあれば、すぐに転落することもある。

⇒本機の大当り判定システムは、1/53の第1判定、1/5の第2判定からなる2段階判定方式(但し、従来の三共の2段階判定とは異なり、第2判定で独特の変数処理が働く)。大当り終了後は、特定の変数を同じ値に固定する事で、1/53の第一関門さえクリアーすれば、大当りするようにプログラムされていた。ハズレリーチが掛かると、変数は元の値に戻る仕掛けだ。

⇒この解析が出るまでは、本機の連チャン性を巡って様々な仮説が立てられた。大当り後に単発打ちをしたり、連続回転をキープしたりと、数々の「数珠連チャン促進打法」が考えられたが、最終的には「連チャンは意図的に狙えない」との結論に達した。



1 コメント

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Unknown (あなろぐ)
2012-09-20 18:27:09
このドラムの真ん中上下のギザギザ部分にヤニやら埃やらが溜まって段々汚れてくるんです‥
上部分や下部分で結構絵柄が揃っていました(泣)
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