まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
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パラレル(マルホン、一発台)

2012-09-22 00:53:37 | 一発台

~昭和の名機シリーズ~

マルホン「パラレル」(1983年)※1985年と紹介する資料もあるが…。

釘調整次第で、「完全一発台」としても、パンク有りの「権利物」としても使える所が面白い。

 

(賞球…オール13)

 

(昭和チックで香ばしい上皿、下皿、そしてハンドル。ストップボタンにも歴史の重みがある。)

 

パラレルのゲーム性は、シンプルながら奥が深い。天横(赤い矢印)から入賞した玉が、中央のパンク穴に入らずに、下段のアタッカー役物に入賞すれば大当りとなる。

この手のアタッカー役物は、後に「プリズム」「ファイター」「キャラバン」等でも採用され、マルホン一発台の定番となった。

 

天横の命釘を抜けても、真ん中のパンク穴に入ってしまうと大当りとはならない。店によっては、このパンク穴の命釘を閉めて「完全一発調整」にする所もあった。

 

    

           (中央アタッカー役物=左…通常時、右…大当り時)

 

 

(役物を横から見た図。通常時(左)は、赤丸部分(アタッカーサイド)が塞がれていて、玉の通り道はない。一方、大当り(右)になるとアタッカーが起き上がり、赤丸部分に新たなルートが出来る。)

 

大当りになると、上の画像(右)のように、アタッカーサイドからの入賞ルートが出現する。ここに飛び込んだ玉は、役物アタッカー下にあるスタートチャッカーへと向かう。

 

翼の中央付近、土星が描かれている部分にスタートチャッカーがある(外からは見えない)。

チャッカーに入賞すると、下段のメインアタッカーが約10秒開放する。大当り時は、チャッカー入賞→アタッカー開放の連動で、出玉を稼いでいく仕組みだ。

(メインアタッカー開放時)

 

完全一発調整の店であれば、予定終了数に到達するまで出玉を増やしていく。一方、パンク穴が生きている場合には、大当り中に玉がパンク穴へ飛び込んでしまうと、その瞬間にアタッカー役物が元に戻り、大当りは終了してしまう。パンク穴は盤面のサイドにもあって、こちらに玉が入賞しても、大当りは即終了となる。

(サイドの肩チャッカー入賞でもパンクする為、完全一発調整にするには、この釘も潰す必要があった。)

 

一発台が禁止された昭和末期~平成初期には、パラレルを普通機(権利物)扱いで使用するホールも存在した。平成初期のパチマガを紐解くと、当時の女性編集長(T女史)が普通機のパラレルを打つ模様が書かれている。

「この前、新宿のホールで、”昔一発台でいまは普通機のパラレル”っていう台をはじめて打った。何を隠そうパラレルという台は名前は知っていたけど、実物を見たのははじめて。何かすごーく古そーな台だったので、ちょっとやってみよーかな、と思い打ってると、300円で見事、役物へ入賞。店員さんを呼んで聞いてみると、「パラレル」という。「あれ、パラレルって一発台じゃない」っていうと、「昔はそうだったけど、いまは普通機だからパンクあるよ」って。パンクをしないように気をつけて打っていたけど、あえなく1381個でパンク。あー、惜しかった。うまくいけば、5000発まで出せたのに。それにしても年季を感じさせる台だった。」(当時のパチマガより)

 

 

(画像は全て、「殿堂・蕨店」にて撮影)

 

※殿堂蕨店で撮影した面白画像

タイトル…「残念!」

(「フィーバーフラッシュI」…三共、1990年)



2 コメント

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Unknown (あなろぐ)
2012-09-22 08:12:47
ぉおー懐かしーー♪自由が丘のミ〇ボシで打ちました!アラジンも有ったなぁ~パラレルとEサンダーバードはよく打ったんですがパンクもよくしました‥(泣)
上下で揃うとは素晴らしく残念ですね!
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Unknown (えむ)
2014-01-29 22:30:43
パラレルはかなり長く設置されていましたね
確か三共だと思ったがパチモノのパラソルって台を出してる・・・山形の新庄駅前ですぐパンクする一般台調整でした
あとマルホンだと思うが構造がパラレルなんだけどデジパチとの複合機があった・・・一度新宿で見かけただけなんだけどデジタルのスタート激辛で即やめした

珍しい台を打ち歩くのが趣味だったなあ
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