1991年にSANKYOから登場した新要件ハネモノ「スパークマン3」。
賞球:オール10
最大継続:15ラウンド
平均出玉:700個
「サンダードラゴンGP」で、ハネモノの大量出玉をアピールした三共。このスパークマンでは一転して「遊べるハネモノ」に回帰する姿勢を見せた。しかし、そこは継続ラウンド倍増の新基準機、V入賞率は賞球オール10にしては結構キツ目であった。
ハネの開放時、スパークマンの両手も外に開く。この「手の動き」が、ヤクモノへの入賞パターンを不規則にしていた。ハネに拾われるタイミングで、V入賞の期待度も大きく変わった。ステージ上の突起も、かなりのクセモノ。
主な大当りパターンは、(1)玉が手を飛び越えてヤクモノ中央からV入賞(2)左右奥から斜めに転がってV(3)ハネが締まりかける直前に拾われた玉が、ダイレクトでV入賞、の3つ。オール10の割にV入賞率は低いが、その分、店によっては釘の甘い台も転がっていた。
大当り時は、スパークマンの下に3個まで玉を貯留できる。ハネが16回開くか、ハズレ玉を6カウントすると貯留解除。3個貯留があれば、V継続はカタかった。但し、寄りが悪いと貯留が難しく、クセが悪いとVを外す事もある。
なお、ハズレ9カウント直後に始動チャッカーへの入賞があると、10個目の玉がVに来れば再度1ラウンド目からスタートした。いわゆる「ダブル」の可能性があった訳だが、偶然性が強すぎて意図的には狙えなかった。
大当り中のBGMは、映画「スーパーマン」のテーマを彷彿とさせた。まぁ、本機のモチーフは明らかにこの映画なので、音楽もコチラを「参考」にしたのだろう。ヤクモノの主人公が、大当り後に「スーパーヒーロー」に変身するのも、映画と同じだ。
(通常時…変身前)クラーク・ケントならぬ「スパーク・ケント」か。
(大当り中…変身後)直立姿勢から、空を飛ぶ姿勢に変わる芸の細かさ。顔の「ホクロ」には、三共の「決してパ〇リではない」との独自性アピールが窺える。
盤面のスタートチャッカーにも、スパークマンの顔が描かれていた。2チャッカーの顔が「ビートたけし」に似ていた気がするのは、私だけだろうか。「タケちゃんマン」をモチーフにした?