1999年(平成11年)2月に登場した4号機「アレックス」(ユニバーサル=当時はアルゼ)
「始祖鳥」と呼ばれる黄色い鳥は、一度打ったら忘れられない程インパクトの強いキャラだ。
赤7揃いの他に「鳥・鳥・7」でもビッグボーナスとなる。先行機「B-MAX」と同様、ボーナス時の払い出しは0枚。また、揃えた絵柄によって、ビッグ中の音楽も変わる。なお、JACハズレはそのまま15枚の損となる。
(個人的に、鳥7時のボーナスサウンドは非常に秀逸だと思う。)
ボーナス確率表
通常時の小役狙い、ビッグボーナス時のリプレイハズシ、そして設定判別と、技術介入要素が存分に詰まっており、「通好み」の機種であった。
(当時、攻略誌の設定判別用カンペを手帳に挟んでいた。これは、実際に使用していたスロマガのカンペ。シオサイや花火、クランテなどでも重宝した。)
渋谷・宇田川町の「サン」(閉店)というスロ屋の1階で、よくコイツには勝たせて貰った。通い初めの頃は、行く度に3000枚以上出していたので、「出入り禁止」にならないか心配していた程だ。「サン」で打った後、決まって近くのラーメン店「桂花」で、分厚いチャーシューの入った「太肉麺」(ターローメン)を食べていた。
(渋谷・宇田川町「パチスロサン」…センター街を入って右側で営業していた小店。)
また、新宿・東南口の「平和」が内装を大幅リニューアルした時には、高設定のアレックスが夕方でも転がっていて、良く拾ったものだ。さらに、「平和」近くの大手チェーン「マルハン新宿」の地下にもアレックスが入っていて、夜7時の設定発表で自分の台に5,6の札が刺さったりした。有楽町「DUO」の2階でもチョクチョク勝たせて貰ったし、4号機の中ではかなりオイシイ思いをした機種の1つといえる。
(当時の新宿「平和」。昭和っぽいネオンが好きだったが…今ではすっかり様変わりしている。)
★通常時の技術介入性
アレックスは、通常時の小役狙い効果が高く、チェリー、一枚役(ハネ・ハネ・鳥)、そしてブドウを取りこぼさずに打つ事がポイントとされた。
小役回収打法は色々あるが(「枠上鳥狙い」などが有名)、私は左リールに「BARの下にあるチェリー」を上段に狙っていた。これで全ての小役を取り切れる上、判り易いリーチ目やレバーオン予告音、小役フラッシュ(9種類)、リール消灯(ストップ音が変化)などで、いち早いボーナス察知も可能となる。
アレックスは、リール窓右側に三角の告知ランプ(アレックスランプ)を搭載。しかし、アレックスランプの告知確率は、成立ゲーム以降、毎ゲーム1/6である。ランプに頼っていては、フラグ察知が遅れてしまうのだ。
(時には派手なスペシャルストップ音と共に、時にはひっそり点滅する「アレックスランプ」)
「順押しBARチェリー」狙いは、出目が単調になるきらいがある。ビッグ確定目だけで469個、トータルでは1000以上ともいわれた「大量リーチ目」を堪能する事は出来ない。それでも、以下のようなアツイ目も存在した為、決して飽きる事はなかった。
・左下段BARからのボーナス絵柄一直線形・・・・小役ハズレでリーチ目
・左下段BARからのボーナス絵柄小山型・・・・小役ハズレでリーチ目
・左下段BAR⇒中リール中段に「ブドウ付き7」停止・・・・・ボーナス確定の2確目
・左下段BAR⇒中リール下段にBARテンパイ・・・・小役ハズレでリーチ目
・左下段BAR⇒(中リールは不問)⇒右下段に「鳥」・・・・小役ハズレでリーチ目
・左下段BAR⇒(中リールは不問)⇒右下段に「7」・・・・鉄板リーチ目(ゲチェナ)
・左BARが枠下に落ちて小役ハズレ・・・・鉄板リーチ目
・左BARが枠下に落ちて中段ハネ揃いor1枚役揃い・・・・成立後のリーチ目
・リール全消灯でハズレ目・・・・ボーナス確定
・ハズレ目で小役フラッシュ発生・・・・ボーナス確定
・リプレイで小役フラッシュ発生せず・・・・ボーナス確定
・レバーオン時に予告音(♪チャカラカラ~)⇒ハズレ目orリプレイ・・・・ボーナス確定
・スペシャルストップ音(♪ジャガラーン)発生・・・・ボーナス確定(アレックスランプ点灯)
・予告音+リール消灯の組合せにより、対応役ハズレで鉄板となる形も多数存在。
他にも多くの入り目があるが、通常時に意識していたのは、主に上記の形だ。一枚役の「ハネ・ハネ・鳥」をこぼすとガセフラッシュが多発するので、右リールの目押しも重要となる。
なお、「鳥の3つ揃い」は払い出しのないリーチ目だが、左BARチェリー狙いからは出現しない。
★リプレイハズシ
1,2回目の小役ゲームは、通常時と同じく左に「BARチェリー」を狙う。ハネがテンパイしたら、右リールには鳥を狙う。ハネが揃えば12枚、ハネ・ハネ・鳥なら3枚。
3回目の小役ゲームは、右押しで「鳥・ハネ・鳥」を狙う。
この形からは、ハネ(12枚)かハネ・ハネ・鳥(3枚)が揃う。中リール適当で、左にチェリーのないBARを狙えば取りこぼしはない。
右リールが「中段鳥」や「下段単独鳥」などの場合も、左リールの取りこぼしに注意して12枚か3枚を狙う。
中段リプレイテンパイ…ビタ押しハズシが要求される、緊張の瞬間。左には、チェリーのない赤7を中段ビタで狙う。
ビタハズシ成功!
リプレイ下段受けも、ビタハズシが必要。何かと目押し力が試される場面が多い機種だった。
ビシッと外す!
ハズシコマ数の多いリプレイ上段受け。目押しが楽なので、ちょっとホッとする瞬間。左にBARチェリーを枠内に狙えば、余裕で外れる(7コマの余裕あり)。
★設定判別について(スロマガの手順)
(A)設定6判別(対象小役は2枚チェリー、4枚チェリー、1枚役)
(1)BIG終了後にクレジットを落す。
(2)コインを32枚投入(クレジットは29)。
(3)1P消化。
(4)7枚手持ち。
(5)11枚手持ち。
(6)以後は11枚手持ちを繰り返す。
※判別プレイ…35プレイ以降、CR表示が30の時、対象小役出現率が15%以上なら設定6。
(B)設定5判別
(1)~(3)までは6判別と同じ。
(4)9枚手持ち。
(5)13枚手持ち。
(6)以後は13枚手持ちを繰り返す。
※判別プレイ…34プレイ以降、CR表示が30の時、対象小役出現率が15%以上なら設定5以上。
(〇枚手持ち…指定された枚数のコインを手に持ち、2枚投入⇒1BETでゲーム消化。残りが1枚になったら1枚投入⇒2BETで消化する。)
※追記…渋谷「パーラー西村」横のホール→「トーオー」(新宿南口にも系列店アリ)
http://blog.goo.ne.jp/selfconfide777mc/e/82afcfbd99ff6297a82b93e18064dee1
(平成初期の渋谷駅周辺パチンコ店マップ)