まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

これは変だ・・・

2015-01-28 19:30:30 | 昔話あれこれ

’90年代の芸能情報をあれこれと検証中、TVワイドショーでお馴染みの有名芸能レポーター・福岡 翼(ふくおか つばさ)さんの事が気になってググッたところ、こんな検索結果が画面右に出てきてビックリ。










なぜ、「柘植(つげ)の飛猿」が…?


言うまでも無く、コチラの写真は、俳優の「野村将希」さんである(水戸黄門の「飛猿」役が有名)。


ひょっとして、野村さんが「福岡」県の生まれなので、間違ってコチラを載せてしまったとか?




因みに、コチラが芸能レポーター福岡翼さんの正しい画像。ドラマ「水戸黄門」とは、さほど関係もない筈だが…。


うーん、一体どういう経緯で、福岡さんの画像を、野村さんと取り違えてしまったのか。


もちろん、「芸能レポーター」と「俳優」といえば、切っても切れない間柄にある。

だが、それだけの理由で、グーグルやウィキが顔写真を間違えるとは思えない。



ただ、よくよく考えてみると、福岡さんと野村さんには、ある1つの「共通点」があった。


それは、お二方共に、1987年(昭和62年)公開の東宝映画「刑事物語5・やまびこの詩」(主演・武田鉄矢)に出演されていた、ということだ。

(C)東宝

ご存知、武田鉄矢の代表映画作品、「刑事物語」シリーズ。カンフーのアクションスターよろしく、武田さんがハンガーをヌンチャク代わりに、敵をバッタバッタとなぎ倒す格闘シーンは有名だ。
この第5作では、女優の賀来千香子と鈴木保奈美が美人姉妹役で出演。2人のレオタード姿も話題になった(画像を参照)。

この作品で、野村さんは資産家の養子・大神和人役として出演。水戸黄門での正義感溢れる「飛猿」とはうって変わって、親の遺産に異常な執着を見せる、腹黒いヒール役を演じた。ラストは、武田扮する片山刑事と、激しい対決を繰り広げる。このとき、武田さんはいつものハンガーではなく、テニスの「ラケット」をヌンチャク代わりに、見事に敵を撃退。

一方の福岡さんも、本職の「芸能レポーター」役で、チョイ役だが「特別出演」しているのだ。

もしかすると、画像の取り違えは、この辺りの事情が絡んでいるのかも…(未確認)。


因みに、「刑事物語」というと、私はシリーズ第3作「刑事物語3・潮騒の詩」(1984年公開)が、とりわけ印象深い。ヒロインは、当時「東宝シンデレラ」だった沢口靖子(女子高生役)。
(この時、武田さんはハンガーとフラフープを武器にしていた)

とはいっても、封切り時に映画館まで出向いた訳ではなく、TVの映画番組で見たクチだが。

実は、第3作の冒頭で、片山刑事(武田)が地方のホールでパチに興じる場面が出てくる。

映り込んでいる台は、平和のハネモノ「タイガーIII」(ゼロタイガーの後継機)と、同じ平和のデジパチ「ラッキーブラボーB」など。いずれも、昭和の「名機」である。

(以下、パチンコシーン)

ハネモノでやられてしまった武田さん(片山刑事)、そのまま帰るのが悔しくて、シマ通路でわざと財布(小銭入)を足下に落とす。それをしゃがんで拾うフリをして、床に落ちていた数発の玉を、急いで拾い集める。なにか、他人事とは思えないホールでの行動に、思わずニヤけてしまう。

拾った玉を隣のデジパチのシマに持っていくと、「これぞ!」と選んだ一台の上皿へ放り込む。ハンドルを握って打ち始めると、その拾った数発であっさり大当りがかかる。まさかの逆転劇。周りの羨ましげな反応に、「どうだ!」と言わんばかりの表情で、ニヤニヤしながらラッキーブラボーでザンザカと玉を出す武田さん。

両手に景品を山ほど抱えて店を出ると、大衆演劇やサンタの格好をしたチンドン屋が、「チャンチキ・テンツク」とパフォーマンスの真っ只中。すれ違いざま、彼らとぶつかってしまった武田さん、紙袋に入った缶詰や果物をドバっと道路にぶちまける。女形のチンドン屋に「バカッタレ!」とドスの効いた声で怒鳴られると、思わず恐縮しながら、転がる景品を慌てて追いかける…。

パチ屋の撮影シーンはたったこれだけだが、今や立派な「歴史資料」としての価値があろう。


なお、ロケ地ホールは、本作でメインロケが行われた長崎県・五島(福江島)にあった「一二三(ヒフミ)会館」というレトロなパチ屋だ(現在は、営業していない模様)。


そういえば、今思い出したが、武田鉄矢主演の映画とパチンコといえば、90年代にはサミーの「CR織部金次郎」ってのも出ていた(ゴルフの奴ね)。あの台には一時期、妙にハマった(向ヶ丘遊園・南口の「バンバン」で)。ちょうど、ノンリミッター機が出始めの頃だったな(1999年登場)。


一枚の画像ミスの指摘から、ここまで話が脱線してしまったが…果たして「需要」あるのか?