平地では雪が解けてなくなりました。暖かったですからね。しかし今日からまた雪予報
わんこ2頭とご夫婦で暮らすCoroさんのブログには、敷地の車庫に動物の侵入があるとの記事がありました。
我が家でも、実は数日前、家の1階コンクリート基礎部分の、除雪道具を置いている薄暗い階段下の物置に
みかんとジャックがなにかすごく執着して行きたがるのを不思議に思って
かあちゃんそーっと見に行ってみました。
すると、除雪シャベルの陰に茶色の毛皮のようなものが・・・
え?毛皮?もしかして、猫?と思ってよく見ると。
なんと、タヌキが死んでいるのでした。
市に連絡すると、「たぶん猫でしょうから、ビニールか箱に入れるなどしておいてください、回収に行きます」とのこと。
いや、猫じゃないんです、と言っても、おそらく猫だと思いますよ、って( ゚Д゚)
そのあと、箱に猫のようなタヌキを入れ、回収してもらいました。
タヌキは疥癬を患っていることが多く、この個体も腰のあたりがハゲていたので
死んでいた場所一帯を消毒して、そして、とうちゃんとふたりでお線香をあげました。
見つけてから回収してもらうまでは、みかんとジャックに病気がうつらないかしら・・・と、そればかりを心配していましたが
市の車が走り去ったあとで、ふと、タヌキは、どんな気持ちでここに来たのかしら、と思ったのです。
この場所は、玄関までの階段の下ですから、家の中の声や食事の匂い、テレビの笑い声なのども聞こえていたでしょう
タヌキはにおいなどしていなかったところを見ると、おそらく死んでから2日ほどしかたっていなかったと思われ
雪の降ったマイナス4度の日、おそらく、あの日に来たのだと思います。
体が弱って、寒くて、雪や風が避けられるこの場所に、体を休めているうちに息を引き取ったのでしょうね
そのとき、みかジャ家は、温かいものを食べ、大声で笑ったり怒ったり、どたばたと暮らしていましたから
タヌキは、それをどんな思いで聞いていたのかな
かわいそうなことをしたと、涙が出ました。
もっと、きちんと、何かにくるんでから箱に入れるなどしてあげればよかった、
ダンボールにそのまま、シャベルに乗せたタヌキを、頭からドサッといれてしまい、
その、バサッという音と感触が、いつまでも感覚として残ってしまって。
次に生まれてくるときは、もっと良い一生をすごせますように、とお祈りしました。
野生は、もちろん、そんななまっちょろい感傷気分など、吹き飛ばすような激しい人生なのだと思うけれど、
どんな命も、幸せだと思える一生でありますようにと願うのでした。
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