キタカゼとタイヨウ

「意識不明の重体」「重症びまん性脳損傷」から奇跡的に回復、社会人になった息子のこと。母の読書記録などなど。

「一斉休校 そのとき 教育委員会・学校はどう動いたか?」読了

2022-06-12 08:25:42 | 本と雑誌
 
ワタシは、学校関係者じゃない。
ただ、教員の娘が二人いて、この3年間
二人を見ていて感じたこと、聞いたこと等々「休校」に関しては
言いたいこと、思うことがいろいろある。
この本も付箋をたくさん貼りながら読み終えた。

100%個人的感情から言うと、
この3月2日からの休校はありがたかった。
なぜなら、父が亡くなったのは2月28日。
葬儀が、3月8日だったので。
葬儀までの期間、孫たちが父(祖父)を囲んで過ごす時間がたくさんあったから。
癌が見つかってからわずか半年、詳細を知らされていない子供たちにとって
大好きなおじいちゃんの死を受け取めるための時間になったから。

一方で、教員の娘たちの焦燥感は半端なかった。
先輩たちも経験したことのない非常時に、学校(校長先生・市町村)によって
対応が違うので、二人で
どうする? どうした? どうしよう?
と知恵を合わせる日々だった。
(これは、現在進行形)

衝撃を受けたのは
給食がないと痩せてしまう子がいること

健康診断の時は
その分背が伸びたのかなぁ~?
って笑ってごまかしたけどと言いながら
次女が泣いていた。
コロナにかからなくても、栄養失調になっちゃうよね、
お母さん、どう思う?
って。

政治は何をやってるんだろう?
子どもたちがおなかを空かせている、そんなことがあっていいのかなぁ。

この一斉休校であぶりだされたものは、
学校が担う役割の大きさ。
学校は勉強だけじゃないってこと。

もうすぐ参院選、よく考えよう。


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