Set me free!!!

storytellerです。本当に短い物語を書いたり、思い出話や日常の諸々について綴ります。

晩秋の小さな旅 北国街道海野宿(うんのじゅく)

2024-11-15 05:51:09 | ハイキング・旅行

好評ミステリーツアーの第5弾(今年はこれが最後、かな?)は、熊谷から関越道自動車道と上信越自動車道を2時間余り走ると着くところだという。服装を考えるためのヒントとして、「結構歩くけれど山道ではないよ」とのこと。

QPさんが車で偶然そこを通りかかったのは20代初め。しばらくして再び訪れたが、それ以来40年も訪れることがなかったという。わたしにとってはもちろん今回が初めて。さて、そこはどこでしょう?

長野県東御(とうみ)市の海野宿(うんのじゅく)。そこには、江戸時代の旅籠造りの建物と明治時代以降に建てられた蚕室造りの建物が調和した伝統的な家並みが続く。重要伝統的建造物群保存地区であり、また北国街道は日本の道百選にも選ばれている。

海野宿は1625年に北国街道の宿駅として開設された。北国街道は中山道と北陸道を結び、佐渡で採れた金の輸送や、北陸の諸大名が参勤交代で通った道でもあった。明治時代になると、宿場時代の広い部屋を利用した養蚕・蚕種業が始まり、こうした蚕室造りの堅牢な建物と、江戸時代の旅籠屋造りの建物とが現在まで保存されている。(↓の北国街道 海野宿街道案内より)

街道の両側に並ぶ古い家並みの写真をたくさん撮ったので、その一部を載せてみた。(かつてのお店の)名称は順不同に:

つるや、うちわや、あらものや、ひらのや、じょうしゅうや、やまとや、ふくじまや、やまいちや、かじや、かぎや、もとや、たまや、こまつや、もとのや、ともえや、おのや、おおしまや、だいまるや、たちばなや、いづみや、かめや、ふじのや、しまや、あづまや、おおぎや、つたや、なかむらや、などなど・・・。

こちらはNAGANO branch HOTEL、一棟貸しの別荘スタイルだそう。泊ってみたいかも。

着物姿の男女が歩いていたら絵になりそうだ。

白壁が綺麗。塗り替えたのだろう。

こちらは蚕室造りだそう。2階の天井が低いのが特徴。

なまこ壁っぽい。

古美術武野屋。横書きの看板は篆書体だ。

古い家並みを見ながら歩くのは胸躍る体験。

心は江戸時代に飛んでいる。

建築様式についてはほとんど知識がないので、案内板の説明を読んでも分かったような分からないような。でも、「卯建」は裕福さや格調の高さを象徴するものでもあったので、そこから「うだつがあがらない」という表現がうまれた、というのは面白いと思った。

↑の案内板の「袖うだつ」と同じものを見つけたので写真に撮った。

その他、海野宿資料館となつかしの玩具展示館も訪れて、展示物を興味深く見て回った。2館の共通券は1人300円と安いので、時間が許せば是非訪れてほしい。

玩具展示館には日本各地から集められた(個人収集家によって)郷土玩具が展示されている。そのひとつに善光寺布引牛があった。あ、あの小諸市の布引観音様だ!

布引観音については以前ブログ記事にしたので、よかったらお読みください→

 

森の中のカフェと断崖絶壁にある観音堂 - Set me free!!!

朝の天気予報が、わたしの住むBV市は気温が39℃まで上がる、と恐ろしいことを告げている日に、運転が上手で長野へよく出かけるQPさんと避暑地を目指すことにした。埼玉県北部...

goo blog

 

資料館には海野宿や養蚕に関する資料や原物等が展示されている。↓左の古時計は、アンティークショップに置いてありそうな趣あるデザインが良い。

海野宿について詳細な情報が欲しいとき、ちょっと一休みしたいときに寄りたいのが、こちらの観光案内所兼無料休憩処「うんのわ」。室内はもちろん、庭のテーブル&チェアやベンチでのんびりリラックスできる。飲み物も注文できる(有料)。

こちらはそば処海野宿かじや。

くるみそばが美味しい!普通のざるそばを、くるみ味噌を蕎麦湯で溶いたつゆにつけて食べる。

海野宿東側入り口にある白鳥神社は海野宿の産土神であり、また海野氏・真田氏の氏神「守護神」である。

御神木のケヤキ。

真摯な気持ちで参拝した。

名観光ガイド兼優良ドライバーのQPさんには、足を向けて寝られないなあ。

帰り、小諸トンネルの上の紅葉をパチリ。とても楽しい11月の一日でした!



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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (JFK)
2024-11-15 06:01:16
おはようございます。
実は、昨年、私も海野宿を訪ねました。
どれも素敵な写真ですね。
懐かしいです。
2023年9月24日と9月26日のブログに、私が見た海野宿を書いています。
よかったら覗いてみてください。
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Unknown (fairy333)
2024-11-15 06:16:18
storytellerさん

おはようございます🌞
どこも時代劇の撮影にそのまま使えそうですね。
なんといっても、現在の日本独特の電線が無い!
お宿の電気はどうやって通してるのでしょうね。
「海野宿」こんな素敵な所があるとは。

プレゼントのスニーカーが輝いてますよ〜✨👟👟
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JFKさんへ (storyteller)
2024-11-15 06:40:50
>JFK さんへ

おはようございます。いただいたコメントを読んで、
海野宿の記事を読ませていただきました。
写真がどれも素晴らしく、撮影の仕方を参考にさせていただきたいと
思いました。(構図などもっと工夫したいのですが、難しい・・・)

近くの美術館、知らなかったので訪問できず残念です。
いつか再訪できたらその時は美術館にも足を運びたいです。

コメントありがとうございました♪
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fairyさんへ (storyteller)
2024-11-15 06:45:04
>fairy333 さんへ

おはようございます。
秋の青い空に映える風景でした。
歴史を感じさせる旅。本当にまだまだ知らないことがたくさんあるな~と実感。
電線は、この一角にはないけれど、
数百メートル行くと電柱があちこちに立っていて、
山の写真を撮りたくても電線が入っちゃうので諦めました。
大きな送電線も立っていましたよ。そこから
電気を供給しているのでしょうね。

スニーカーに気づいてもらえて嬉しい!!
今回は山歩きではなかったので、汚れる心配はありませんでした。
代わりに、昼食の時ジャケットの袖口を汚してしまった
ドジなわたしでございます。笑。

コメントありがとうございました♪
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Unknown (keiko(けいこ))
2024-11-15 07:02:41
おはようございます。
私の大好きな江戸時代に!❣️海野宿 訪れてみたいわ♡
写真も素敵なのばかりです。
そしてstorytellerさん、スタイルも良くて かっこいいわ。
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海野宿 (tsakae)
2024-11-15 08:29:24
海野宿は 「うだつ」 も
有名です。
https://blog.goo.ne.jp/tsakaegoo/d/20240311
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Unknown (赤ずきん)
2024-11-15 11:02:22
おはようございます。
海野宿
行ったことはないですが、綺麗な街並みですね。
街道の中央?に小川が流れているのは初めて見ました。
そういえば時代劇でそんな街並みを見た気がします。
お侍さんが切られてドボンと落ちるシーンとか。。
白鳥神社
御祭神は日本武尊命かな?
戦の時代らしい氏神様です。
海野氏、相当強かったんじゃないでしょうか。
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keikoさんへ (storyteller)
2024-11-15 11:40:28
>keiko(けいこ) さんへ

こんにちは。keikoさんは歴女さん?でしょうか。
それなら是非、海野宿をご訪問ください。
歴史好きにはたまらないものがたくさんあるようです。
資料館はきっとkeikoさんのお気に入りになると思います~。

お褒めいただいて恐縮ですが、
スタイル良く見える写真しか載せないことにしているので、
実際とは違うかもしれません 苦笑。

コメントありがとうございました♪
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tsakaeさんへ (storyteller)
2024-11-15 11:45:19
>tsakae さんへ

こんにちは。tsakaeさんの記事も読ませていただきました。
薄っすら雪化粧した海野宿も素敵ですね!
それから「卯建」のことも教えてくださってありがとうございます。
写真をたくさん撮ったので、記事に載せ忘れていました。
案内板と袖うだつの写真を追加しました。

コメントありがとうございました♪
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赤ずきんさんへ (storyteller)
2024-11-15 11:51:32
>赤ずきん さんへ

こんにちは。
歴史(特に日本史苦手 汗)に詳しくないわたしが記事を書いたので、
いろいろと漏れがあるかもしれません、ご容赦ください~。

こちらのサイトによれば、
https://tomikan.jp/area/tanaka-unno/%E7%99%BD%E9%B3%A5%E7%A5%9E%E7%A4%BE/

「海野宿の産土神でもある白鳥神社は、海野氏、真田氏の氏神として祀られた、日本武尊の伝説を縁起とする歴史ある神社です。」とあるので、
赤ずきんさんのおっしゃる通りですね!
よろしければ↑のサイトをご訪問ください。

コメントありがとうございました♪
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