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のほほん書斎(日高茂和)

平山郁夫の広島生変図

平山郁夫の画集を好きでよく見る。
被爆したが奇跡的に助かり、放射能の後遺症と闘いながら独自の芸術世界を築いた彼の絵が好きだ。
8月6日と9日が近づいたので、広島生変図をあらためて見て目頭が熱くなった。
全国の主要都市を焼かれ、「新型爆弾」で瞬時に都市消滅を招いても「本土決戦」「一億玉砕」を戦時政策として戦争をやめようとしなかった軍のエリート官僚たちがおおかたの悲劇の元凶だった。
原爆を使わせたのは日本の軍人官僚だったと私は考えている。


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