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のほほん書斎(日高茂和)

FAVORITE TIME (CD) 「板橋文夫聴きなおし」


板橋文夫さんの足跡をたどるシリーズ 「板橋文夫聴きなおし」

今回は1976年「FAVORITE TIME」

について一言レビュー。

向井滋春のリーダーアルバムだ。

ライナーノーツの向井のコメントにある

「ガッツとデリカシーがあふれんばかりのピアノを弾く」

「ぼく、モーサイコーに愛してる」

という言葉が、相互理解と信頼から生まれた演奏記録であることを物語っている。

ここでは、板橋文夫の初期のアドリブによく現れる特長が散見し、常時音楽を創る中にある人生の

入り口を進む者の格闘と葛藤が感じられる。
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