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のほほん書斎(日高茂和)

守り刀・守り花(母の葬儀)

納棺から出棺までの間、棺の上に刃物を置く習慣がある。

死者を魔物から守るためといわれる習慣で現代でも主に仏式の葬儀では踏襲されている。

江戸の昔、は身分や職業により置くものも違っており、農民の場合は鎌を置いたり、武家では男の場合は指料(愛用の佩刀)を、女の場合は懐剣を置いたようだ。

カミソリなども用いられていたらしい。

いつも疑問に思うのは、現代の葬儀業者が準備するものの中身だが、何が入っているのかはいまのところ知らない。

7年前に、父の葬儀をした時には、家伝の脇差を乗せた。

せっかく父が大事にしていたものだし、中身がなんだかわからないものを「飾る」のが納得いかなかったからだ。

先だっての母の葬儀の際は、姉が花に関するアートの仕事をしている関係もあって、花を

飾ってやろうと姉たちに提案し、姉がアレンジを作ってのせてあげた。

そういうのも、新しい伝統になっていくのではないかと思ったりしている。

コメント一覧

日高 茂和
拝復 motomora君
諸行無常を基本スタンスにどっしっり構えましょうや!
motomura
伝統の価値観
長年続いてきたさまざまな伝統が今の価値観で少しづつ変わろうとしていますが、男系により2千年続いてきた皇室の、世界に類のないその伝統でさえも変わらなければならないのか・・・
考えさせられますな
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