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のほほん書斎(日高茂和)

五島まぐろ

今年の四月に福江に行ったときに、「五島まぐろ」ののぼりを出した店があり、珍しいので入ろうとしたが、開業前日で食べることができなかった。

福江に住んでいた頃は、地元ではまぐろを見たことがなかったし、そもそも漁獲されているかどうかも知らなかったので、不思議に思っていた。

お盆に帰ったときに、疑問解決のためさっそくお目当ての店へ出陣した。

メニューは、鮪丼やまぐろ中心の握り寿司など。この日はカウンターに座って鮪丼を注文。板前さんに話を聞きながら、分厚いまぐろの切り身を賞味する。
これまで、五島で漁獲されていなかった味覚である。

五島まぐろについては、お盆の法要の時にお寺で出会った檀家の方からも話を聞くことが出来て、より多くを知ることができた。
十年ほど前に、マルハの資本系列の企業が、地元の漁協にまぐろの養殖テストの申し入れをしてきたということで、当初三年間の計画だったのが延長になっているという。

稚魚は五島近海で獲れるシビマグロで、契約している漁師さんに釣り上げてもらっているという。

私は、シビマグロが本マグロの子供だとは知らなかった。
シビマグロは好物だから、近所のスーパーで見つけたときには、ちょくちょく求めて楽しんでいる。どうりでシビは旨いはずである。

五島近海で生まれたマグロが、あちこちを遠征回遊して、人間よりはるかに大きいマグロに育っていたとは驚きだった。

マグロは今後ますます高価になり、庶民の口に入らなくなると喧伝される昨今、育てる漁業には成功して欲しいものです。

「まぐろ屋」さんは、五島市の通称「坂の上」の空港へ行く道沿いにあります。

コメント一覧

どんどん
厚切り!
ぶ厚く切ったまぐろが豪快だね。う、うまそうです。
ガタキュン
五島で養殖されているんですね。
マグロは遠いインド洋あたりで取れるものと思っていました。
五島のマグロにしろ魚もお隣忠獄寒酷に持っていかれないようにしなければいけないね。
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