新鮮な驚きがあった。
しかも大きな驚きである。
徳川御三家の当主が、維新東征(江戸城開城にいたるころ)のとき、近隣諸藩や社寺などのしかるべき権益をもった組織に対し、新政府に味方し、決して抵抗しないよう呼びかけ、入念な誓約書をとりつけていたという事実。
また、西郷隆盛とも通じていて、長州征伐のころから、いかにして内戦を避けるかを画策していたという深慮についても知った。
私は歴史では、幕末維新のころに興味があるが、この人のこういう働きは今まで知らなかった。
私が知らなかっただけかもしれないが、よくよく考えれば、東征軍が京都から江戸に上るときに、大きな戦闘もなかったという異様とさえいえる事実の背景が解明できた気がする。
今後、折にふれ、この人のことへの理解を深めていきたい。
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