見出し画像

のほほん書斎(日高茂和)

陶郷ノスタルジア

これは、昔の写真ではありません。

現在も、人々を魅了し、暮らしを豊かにするやきものを作り続けている町の光景である。

この写真は、波佐見焼(はさみやき)のふるさとである、長崎県東彼杵郡波佐見町中尾地区にある商店の看板です。

いい味が出ています。

できるだけ長くかけ替えないで欲しいものだと願う。

さて、この中尾地区には、江戸時代に世界でも最大級の登り窯があった。

いまでもその遺構は残っている。

登り窯とは、山の傾斜を利用して、下段より熱効率よく、また、大量にやきものを製造するための設備である。

ここで確認された登り窯は、前長170メートルに及ぶ巨大なものである。

また、これに準じる長さの登り窯があと二本確認されており、同時期に炎と煙を噴き上げていたことも考えれる。

そうした歴史を持つ集落だけに、昔々の営みの跡も残っていれば、いくらか前の懐かしい物も残っている。

陶郷ノスタルジア。

そんな言葉がこころに浮かんだ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「のほほん所感」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事