見終わって、いい映画を見た、と思った。 文学作品が下敷きとなっているからか、文学的情趣に満ちた物語と映像詩が魅力的だ。 タイトルの漢字二文字からは、まるで想像できないみずみずしい世界が展開する。 まさに、日本の文学。 まさに、日本の物語。 しみじみとした、もののあはれの、たおやかさを感じることができる作品である。