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のほほん書斎(日高茂和)

大久保利通の伝記を再読開始

毛利敏彦 著 「大久保利通  ~維新前夜の群像~」の再読をはじめた。


維新に活躍した人たちの中で、大久保利通はあまり人気がないようだ。

鹿児島においては近年まで、憎悪の念さえもつ人が多かったとか。


私は、西郷隆盛、江藤新平ら、晩年で大久保と対立することになった英傑を含め、

それぞれ「師」と仰ぐことを許してもらいたいほど学ぶところの多い人たちだと思っている。

・・・・・

大久保利通に惹かれるところは、彼の座右の銘であったという堅忍不抜の精神。

信じるところを粘り強く貫き通していくところや、私心なく国家(組織)のことを思い

続け、行動した人生。

また、実際に接した人からの聞き書きから感じ取れる度量の広さや心の余裕など。

・・・・・

一般に、冷血とのイメージがつきまとう大久保だが、上に書いたような特徴が行動になると、

その沈着冷静や余裕が、怪物のような、人というよりも、一つの意志のようなものに映るの

かもしれない。

ずいぶん前に読んだ本書を再読し、組織人としてのおのれの生き方や振る舞いを見直して

見ようと思う。
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