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少年の波乱万丈。まさにロマンだ。
日本でいえば幕末のころ。今からおよそ150年ほど前に書かれた物語だが、人や自然のおおらかさの中に、現代にも通じるオトナたちの人間特有の問題が織り込まれ、妙に共感してしまった。
終盤では、トム・ソーヤとハックルベリー・フィンの二人の少年が、当時奴隷として扱われていた一人の黒人を助けるために破天荒のやんちゃを展開する。
少年らしいまじめな大ふざけが、遠い日の自分を見るようでまぶしく、くすぐったい。
読み終わって何日も心に残る暖かさを感じて、挿絵をウエブから探して、パソコンのデスクトップの背景に設定して、物語の余韻に浸っている。
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