今回は自身がリーダーとしてのデビュー・アルバムである
「涛」について一言コメントします。
プロの道に入って間もない板橋さんが、全身でピアノと音楽にぶつかっていく姿が
捉えられている。
また、作曲家としての才能も存分に発揮されており、
《元気を出してやっていこうよ!》
というようなメッセージが伝わってくる
「アリゲータ・ダンス」
や、板橋文夫を象徴する
剛
の姿の内面に満ち溢れる
柔
が生み出す
「グッド・バイ」
という、現在でも演奏される名曲がすでにデビュー作に登場している。
また、生々流転の相を描いた水墨画を思わせるタイトル曲の
「涛」
に圧倒される。
残念ながら、現在はCD化して発売されていないので、再発が待ち望まれる。
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