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のほほん書斎(日高茂和)

バルチック艦隊北上中

現在、ロシアのバルチック艦隊が五島沖を過ぎて、対馬海峡に向けて北上中である。

今、久しぶりに読むのを再開した司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」が、最終の第六巻にたどりつき、いよいよ日露戦争の日本海海戦に突入するところです。
何年も前に、横須賀に保存されている、このときの連合艦隊の旗艦「三笠」を見学したことや、身近な長崎県の海が、今読み進めているところの舞台となっていることなどから、なんともリアルに物語が迫ってくる。

明治人の気骨という賞賛の言葉があるが、登場する海軍の幹部たちのインテリジェンスと職務への誠実さ、そして根気とも根性ともいえるそれこそ「気骨」に真似のできない尊さを感じる。現代までの国家の繁栄の基礎として活躍した先輩先祖に敬意を覚えずにはいられない。

この小説には個人的に別の思いがある。亡くなった義父が、三巻めまでを病床に携えて旅立ったことである。義父にかわって、まもなく私が全巻読み終えます。

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duke
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長編の読了は大きな満足感が得られますね。最近、長編は老眼のせいか辛くなったきました。津本陽さんの「巨眼の男 西郷隆盛」も全三巻中、まだ一巻、読了はいつになるやら・・・
のほほん
昨日読了
life-artist様

末広町様



一泊二日で福江に帰ってきました。母を施設から一時帰宅させ、母の兄弟を家に招いて昼食会をしました。船内での読書、母や姉と過ごす時間、おば達との時間、墓参り、寺参り、彼岸の彼岸らしい過ごし方・・・またひとつものの考え方に新味を加えました。

さて、「坂の上の雲」を昨日読了しました。

あとがきに司馬遼太郎が、日露にもし日本が敗れていたら、日本の今日ならずアジアの今日も大きく姿を変えていたであろうということを記されていたのが印象的でした。

今回の旅で、祖父の墓標をよくよく見てみたら、祖父はなんと明治三年生まれ享年六十三歳でした。どおりで、ガキのころから年寄りくさいと言われてたはずです。

子供のころ、祖母にせがんでは見せてもらっていた勲章や、押入れにたくさん残っている凱旋記念の盃、軍服姿の写真など、日清、日露に従軍の遺品が温もりをもって感じられるようになった、四十三回めにしてもっとも重みと充実を感じる秋の日でした。
末広町
三笠
横須賀は仕事でときどき通過することがあります。時間ができたら、見学しようと思います。バルチック艦隊は福江島の大瀬崎あたりからも通過しているのが見えたというのを高校の古典の先生が言っていたような記憶があります。そう、あのチャイコフスキーの悲愴が好きなN先生ですよ!
life-artist
旗艦"三笠"
http://life-artist.cocolog-nifty.com/small_surprise/
のほほんさん、横須賀の"三笠"をまだ、私は見ていませんでした。是非、見なければと思います。
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