のほほん書斎(日高茂和)

背筋冷たく未来を憂う (短歌)

うっすらと汗ばむほどの暖房に背筋冷たく未来を憂う

今年の正月に友人と集まった時に、このごろ毛糸のセーターを着なくなったという話をした。

東北の大震災のあと、関東の都市部ではかなり節電が実行されたと聞くが、私の生活域の公共の場では、夏は寒いくらい、

冬は汗ばむばかりの、相変わらずの状態を経験している。

3.11からの復興の取り組みについて、日本文化を愛し、研究を続け、日本に帰化したドナルド・キーンが日本人には正直がっかりしたと語ったのは一年前だった。
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